首相として大戦期の英国を率いた、チャーチルの写真がマジですごいです。
大戦真っ最中のチャーチル
“Winston Churchill 1941 photo by Yousuf Karsh“. Via Wikipedia.
ご覧になったことのある方も少なくないでしょう。
それにしてもこの眼光、迫力満点です。
この写真はトルコの写真家ユーサフ・カーシュという人が、まさに大戦真っ最中のときのチャーチルに会って撮った一枚です。
つまり、これはホンマもんの「闘う男」の目なのです。
それも、ただ自分の誇りのためだけに闘うのではありません。
群雄割拠する大戦期欧州の一角を担う、歴史ある国家を背負った闘いです。
英国はつい直前まで、世界を制していた超大国。
そんな国を、リーダーとして率いて闘った男がチャーチルです。
厳しい戦争を乗り切る
戦局は決して英国に有利ではなく、むしろ劣勢だったと世界史の参考書には記述されていたように思います。
バトルオブブリテンといって、ドイツに本土を空爆され、上陸される目前まで迫られたそうです。
そんな中、チャーチルは国民を励まし軍隊を称え続けて戦争を闘い抜いたと言われています。
どのように撮影されたか
さて、そんなチャーチルの、「闘う者の目」。
果たしてカーシュはどのタイミングで撮影したのでしょうか?
国会で演説をした直後?軍隊に指示を出す前後?それとも参謀に戦況を伝えられたときでしょうか?
カーシュは「そのタイミング」を、意外な形で捉えました。
以下、ニューズウィーク”巨匠がとらえた「20世紀の顔」“より引用(リンク切れ)です。
20世紀を代表する肖像写真家ユーサフ・カーシュが、イギリスのウィンストン・チャーチル首相と過ごした時間は、わずか2分間だった。
1941年12月、カーシュの前でポーズを取っていたチャーチルはいらだちはじめた。
「敵であるドイツ人を見るように」カメラをにらんでいた、とカーシュは振り返る。
だが彼はこの一瞬を逃さなかった。
カーシュのカメラがチャーチルを通して、第二次大戦を「不屈の精神で最後まで戦う」イギリスをとらえた瞬間だった。
とても面白いエピソードですよね。
「写真を待たされて苛立った瞬間」に「イギリスをとらえた」のだから写真家も侮れません。
勉強のふんばりに
僕はこのチャーチルの写真をプリントアウトして、100均の額縁に入れて机に置いています。
かなり強烈、かなりプレッシャー与えてきます(^-^;
僕は、大和魂を見せてやる!
なんて心の中でつぶやきながら、眠気を追い払ったりできるので良かったら参考にしてみてください。