かしゆかの特徴っていったらまずはその歌声です。
客観的位置づけ:技術
かしゆかはPerfumeの中でも一番声量が無いし音程も不安定だと思います。
この話題で必ず引き合いに出されるのが、リニア時代のこちらの映像です。
ちょっと投げやりな感じで歌ってる様子もあります。
一方の、のっちとあ~ちゃんは普通にうまいし、あ~ちゃんなんて表現力まで備わったシンガーになりうるレベルな気がします。
恐らく歌唱の技術的な部分だけ考えると、
あ〜ちゃん>のっち>>(超えられない壁)>>かしゆか
となってしまうに違いありません。
遊びで歌ってるものの、随所に二人の能力の高さを漂わせる動画。
かしゆかの武器:個性
では歌唱面でかしゆかは二人の足を引っ張っているかというと、ゆかちゃんには超強力な個性があるためにハンデとも言える能力的不足を補うばかりかPerfumeのボーカルにおいても重要な役割を果たしています。
かしゆか好きに限らず、Perfumeの歌を特徴付けているのはかしゆかの独特な声だと考える人は少なくないでしょう。
その個性を特徴付けるのが、独特の可愛らしさ爆発の歌い回しと透き通る声。
可愛さを一言で言うなら「とにかく可愛すぎてヤバイ」。
聞け、かしゆかの声
かしゆかパートが独立して分かりやすい「ジェニーはご機嫌ななめ」0:33、1:30、2:27にかしゆかパート。
ライブ版はさらにまた違ったテイストが味わえます。
ゆかちゃんパートの歌い出し「ハートキュンキュン」がまさに彼女の歌声を聞いたとき真っ先に思い浮かぶ言葉そのまんまなのがニクい。
そっけなさもイイ
かしゆかの声はこのようにかわいい一方でクリアな声がメカニカルな印象を与える場合もあります。
これを味わうには近未来三部作がぴったり。というか、かしゆかの声は三部作のムードに驚くほどマッチしています。
例えばエレクトロワールド。ボーカルメインはのっちですが、1:40からのかしゆかパートのシンクロ具合。
面白いことに全員が抑制された歌い方をすると、かしゆかの声はもの凄く生きてきています。
特に伸ばすパートはとても心地よく響いています。加工側の腕の問題もあるのでしょうが、自分の意志で喋り始めた人工知能みたいな、設定まんまな歌声になっています。
かしゆかの声の特徴を生かすための設定?って思ってしまうほど。
不意打ちゆかちゃん
僕も三人の声が区別つくようになったの最近なので恐縮ですが、不意にかしゆかの声が来てドキッとした曲を紹介します。
『不自然なガール』です。とてもイイ曲です。
不自然なガール
Perfume
2010/04/14 ¥250
何はさておき、まず歌詞がいいですよね。
さらっと入れられてる「これ以上」によって、何かあった感を出している感じ・・・このやり方、別の人に関してですが以前記事書いた気がします。
このやり方は僕は好きなんです。
そして何よりも極めつけなのが、最後の大トリのサビで突如訪れるかしゆかソロパート!
かしゆかの声で、上の歌詞を歌っちゃうのです。
ただでさえ良い歌詞なのに、かしゆかのはかなげな声でやっちゃっうなんて反則です。
反則ですけど、心からありがとう。