偽Perfume

ああPerfume、NY行ってくれないかな・・・一ヶ月くらい。セイント・ヴィンセント「セイント・ヴィンセント」がスゴすぎてて

Perfumeファンとして知られる栗原類が選んだ、2014の洋楽アルバムベスト「セイント・ヴィンセント」が想像を遥かに超えるすんごい作品でした(^ー^;

洋楽が聴きたい!

ここ数年Perfumeばっか聴いてたので、他のも聴こうと思ってyoutubeアプリのランキング機能を参考にして日本の音楽は色々聴けました。

が、洋楽は全然ランキングに入っておらず、某かの指針が欲しかったときに思い出したのが洋楽誌クロスビートです。

細かい字で読みにくい紙面構成のうえ、ポエム感が半端ないロッキングオンよりも、僕は星でランク付けしたりしてもう少しノリが軽めな(でもライターの専門性は十分高く思われた)クロスビートを好んでました。

ま、音楽やっていた友人の受け売りなんですけど(^ー^;

ところが月刊誌としては既に廃刊状態・・・まとめ本だけ出していることを知りました。

それで入手したのが2014年の特集本。

月刊誌のときも毎年やっていた企画が一冊の本になっていてとても面白いです(^ー^)

これに、Perfume好きで知られる栗原類がお母さんと一緒に記事を投稿していたので、まずは彼を参考にすることにしました。

1位St Vincent

栗原類が1位に選んだのは、NYを拠点に活動しているというセイント・ヴィンセントのアルバム「セイント・ヴィンセント」。
ちなみに、クロスビートが総合で一位に選んだのも同じ作品でした。

クロスビートが毎年やっていたランキングでは、一位は大体知っているアルバムだったものです。

ナインインチネイルズの「フラジャイル」とか、ホワイトストライプスの「エレファント」とか・・・

でも今回、僕はこのアルバム知りませんでした(^ー^;
てか、この雑誌に載ってて知ってたのってPerfume関連で知ってたOK GOくらい・・・

というわけで、そんな浮き世離れしていた僕ですが栄えある2014年1位のセイント・ヴィンセントをレビューしてみたいと思います。
これ、ランクSといっていい超絶格好いい作品です。

変態的でいて、ポップ

1曲目、「ガラガラヘビ」っていう曲名でいきなり引くわけですが・・・

曲調といいボーカルといいブリジットフォンテーヌみたいな変態的な印象。

Rattlesnake
St. Vincent
2014/02/24 ¥200

それでいてこの、妙な聴きやすさ、ポップさ!

歌詞も尋常じゃないです。
世界に自分一人かと思ってたら、後ろにガラガラヘビがいた、っていう(^ー^;

2曲目以降も、一見するとなんじゃこりゃ?みたいな曲でありながら、実は耳馴染みの良いメロディやフレーズを持った、でもどっか狂ったような、ヘンテコさもある面白い曲が次々に登場します。

所々で決め技のように披露される、ギターサウンドがちょーーーーーーかっちょいいです(^ー^)

ぶっ飛んだ曲ばかりなのですが、特に際立っていたのが4曲目「Huey Newton」でしょう。

Huey Newton
St. Vincent
2014/02/24 ¥200

前半、おとなしめに始まって、曲が進むにつれてまるでRelax in the cityみたいな美麗サウンドに包まれていって、ピークに達したかと思うと・・・曲調が豹変し、突如流れるノイズサウンド。

上のはライブバージョンなので微妙にアレンジが加わっていますが、何が格好いいって、スローなまんまサウンドだけとがらしているところだと思います。

ここで加速していたら、それはもうガンズのパラダイス・シティのパクリ的なパンクな感じになっていたと思います。

けど、このゆったりしたまんま全然違うイメージの世界にぶっ込んでいく感じは狂気にまみれながらもどこか気品を保つようでかなり独特、孤高の格好良さを示しています。

NY

僕がそこそこ音楽を聴いていたときも、NYは変態的な人たちの巣窟でした(^ー^;

そのとき居たのは、筆頭ストロークス、そしてYeah Yeah Yeahs。

ストロークスの、レトロでありながらモダンな感じもカッコよかったですがYeah Yeah Yeahsの異質感ってすごかったです。

音の出し方とか、ボーカルの扱い方とか、ぶっ飛びすぎてて意味不明でした(^ー^;

ベース無しでボーカル+ギター+ドラムの三人っていう構成も独特で・・・(まあ、それいうとギターボーカル+ドラムっていうホワイトストライプスの方がヘンですけど)。

ボーカルのカレン・Oは、ボーカルも楽器みたいなもんだみたいなことを言ってたんですよ。
似た様なことをPerfumeの音楽を担当する中田ヤスタカも言っていたと思いますが、カレンは加工処理をしないでボーカルを楽器扱いしていたので、より変態的です(^ー^;

他に類例が見当たらない、でもくっそ格好いい人たちが集うのがNYみたいな印象を持ちました。

NYを拠点とするアーティストとしてセイント・ヴィンセントをみて、この世界最高の都市NYは変わらずアートの拠点としてありつづけているのだと確信しました。

そこで。

ここでライブをしたPerfumeに注文したいことがあったりします。

是非とも、この異界ともいうべき驚異の都市で、チームごと一ヶ月くらい移住して、最高に変態的で、最高にかっちょいいアルバムを作って欲しい!ということです。

この街は、ライブをするのももちろん意味があると思いますが、むしろ創作をする場所なんじゃないかなーと、そんな風に思いました。

あ、太陽と海の美しいカリフォルニアってのもありかと思います。
でも、NYの後でいいです(^ー^)

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