商売にせこい手はつきものです。僕が売り場で見た、セッコい手口を一部公開します。
ウソはダメ
まるっきりのウソをつくというのは法律違反云々以前にモラルに反した愚かな行為だと思います。
いくら慣例的にみんなやってることだったとしても、自ら戒める気概を持つべきだとアルバイトに過ぎない僕ですら思います。
だから普通ウソはつきません。少なくとも明かなウソは言わないと思います。
ウソじゃないなら?
たとえば栄養ドリンクの成分表示。
どの栄養ドリンクもタウリンに関しては含有量を1グラムというようにグラム単位では表示せずに、1000ミリグラムとミリグラム単位で表記しています。
言うまでもなく、ミリ=1000分の1ですから、1グラムと1000ミリグラムは等しいので、どっちで書こうと同じ量を示します。
ならインク量を減らせる1グラム表記の方がコスト減になりそうな気がしますが、実際はすべて1000ミリグラムと表記しています。
これって、意図としては1000ミリグラムって書く方がたくさん入ってそうに見えるからではないでしょうか。
ウソではないですけど、せこい手だなーと思います。
手書きポップには要注意
CMで有名な「10秒メシ」のウィダーインゼリー。
これにはPB品がありまして、お店的にはウィダーが売れるよりPB品が売れる方がもうかります(が、実際はお店的にはトントンみたいな意見もあるようなので詳細は不明)。
PB品は売価も安いのですが、如何せん知名度が全然ありません。
なので、手書きポップを作製して売り場に彩りを持たせます。
で、こないだウチの店でPB品のゼリーを並べてたところのポップを見たところ「7秒メシ」なんて書いてあって、恥も外聞もないんだなと思いました。
これは言うなればパクリに近い行為ですから、悪いことかもしれません。
でも完全に嘘とも言い切れないと思いますので、嘘に比べたらまだマシな、それでもやっぱりセコイ手です。
消費者が賢いなら無問題
こんな風に、商売の現場では多少なりともセコイ手も駆使してなんとか利益を上げようとしているのだと思います。
そこで、やはり大切なのは消費者側がそういうもんだと熟知しておくことでしょう。
僕は家に籠もってた時期があるためか、こういうことが商売の現場で行われていることを知りませんでした。
世間の常識みたいなこういうことこそ、義務教育や高校教育で教えてもらいたかったことの1つですが、高校生でバイトをしていたらそこで知ることができたのかもしれないですね。
20代も半ば過ぎてからの初バイトでしたが、学ぶことが多すぎて実り多い日々です。