涼宮ハルヒ、彼女は僕が尊敬する人間の一人です。
ハルヒとのなれそめ
僕はプー太郎やってたころに一連のハルヒシリーズにすごくはまりました。
入り浸っていたネットの世界でもの凄くはやってて、大ブームとなっていました。
僕はアニメ放映が終わってから、漫画から入るという邪道だったのですが、その後ライトノベル版とアニメと一通り鑑賞してどっぷりはまりました。
その魅力
ハルヒの魅力は、なんといっても清々しいほどのばかばかしさでしょう。
高校にバニーガールが現れるとか、夏休みを10000回以上も繰り返すとか、世界の存続をかけて一人の女の子に振り回されるとか、どう考えても理不尽、ナンセンス極まりないです。
でも、キャラ一人ひとりの魅力があり、妙に心地よく肩に力が抜けていたりしていてじわじわ浸食してきます。
リスペクトのわけ
キャラで1番好きなのはハルヒで、僕はとても影響を受けました。
僕も小学生くらいまでは、周りの話題について行くために見たくもないテレビを見たり、聞きたくもない音楽を聴いたりしていました。
それが破たんして、半端なふれあいを求めるくらいなら孤独の方がマシだと思い始めたのは、僕は高校を出てからですが、ハルヒは既に中学高校でそれを悟っていたようです。
すごいと思ったのは、ハルヒは俗っぽい楽しみすべてを否定しまくるわけじゃないところ。
積極的に校内を飛び回り、色んな人間に触れまくる。色んなことを試してみる。
彼女は単に面白いものを探しているだけであって、反抗のための反抗をしているわけではないっぽいのです。
変人扱いされやすい彼女ですが、実はものすごく純粋なだけなのではないか、と思っています。
ハルヒは躓いたり足を引っ張られたり苦悩しますが、苦悩しない退屈に比べたらマシだ!と言わんばかりに次々に行動します。
そしてちょっとずつ、仲間が増えていく…なんか、ドラクエっぽいところもあるかなーなんて思います。
今もときどき、元気を失いそうなときや、妥協した付き合いもいいかな・・なんて誘惑にかられそうなときは、ハルヒを再読・再見して心をリフレッシュさせます!
話題の消失、メインはハルヒ!
だから最近DVD発売の決まった劇場版消失も、是非みたいです!
消失は長門有希の物語だと言われることが多いですが、僕の中では俄然ハルヒの物語という印象です。
ハルヒと再会するシーンや、お互いを認識するための「ジョン=スミス」という名を口にするシーンは本当に震えました。
謎解きやトリックは正直いってあまりおもしろくないのですが、人間と人間の関わりを書かせたらこの作者はかなり侮れません。
今こそじっくり読める?
スピノザみたいな一元論的世界観などの、哲学ネタがちりばめられているところもハルヒの醍醐味のひとつです。
気軽に楽しめるだけでなく、どっぷり妄想を膨らませることもできるのです。
一頃に比べて、ブームは去った感がありますが、だからこそ落ち着いて作品に向き合える気がします。
というわけで、名前しか知らない、なんて人がいたら是非シリーズ第一巻からお楽しみください!