偽Perfume

子供に聞きに行かせる親

バイトをしてると、時々子供に聞き行かせる親に遭遇します。

自分で聞かない親

商品の場所はどこかとか、お手洗いはどこかとか、そういったことを、小学生かそれより下の子供に聞かれることがあります。

そんなとき、答えたり、案内したりすると、脇から親がひょいっと出てきて、どうもどうもみたいな感じになることが多いです。

要するに、子供が聞きたくて聞いたのではなく、親が子供に聞きに行かせていたというパターンです。

どう子育てしようがその親の勝手なんですけど、僕はこういうのに遭遇すると微妙な気分になります。

引っ込み思案の元?!

僕自身、幼少期はよくこういうことをさせられていました。

小売店以外でも、たとえばバスに乗るとき、バスカードを挿すのですが、「二人分(僕と母)」って言いなさいと言われてカードを渡されました。

何故なのか、またいつからだったのか全然分からないのですが、僕はこれが非常に苦手で、指示された途端萎縮してました。

で、いつしか誰かに話しかけること全般が苦手になってました。

親戚とかが遊びに来て、「挨拶しなさい」なんて言われたときも、固まって何も言えなかったりして、非常に親を困らせました。

もともと引っ込み思案だったから、お店で聞きに行かせられていたのか、それとも聞きに行かせられたせいで引っ込み思案になったのか、今となっては知るよしもありません。

ただ、聞きに行かされることによりこの性質は改善しなかったので、僕はこういった教育は無駄だったと考えています。
ただの嫌な思い出です。

代わりに聞きに来る人

売り場に立っていると、逆パターンに遭遇するときもあります。
この場合は、すっごい格好いいんです。

要するに、聞きに行きづらいであろう誰かのために、代わりに聞きに来るというパターンです。
大体が、彼氏彼女の代わりか、子供の代わりです。

こういうお客さんは大抵使命感に燃えた熱い目つきで聞きに来ます。

彼氏が日焼けでマジしんどそうなんで、何かいいクリームとかないですか?とか、この子があせもでかゆいって泣いてるんですとか。

社員に引き継ぐこともありますが、お話しするととても熱心に、納得いくまで聞いていきます。

聞きに来させられたパターンと異なり、責任感に満ちていてこっちも接客のしがいがあります。

僕ならこうしたい!

というわけで、ひとそれぞれ適した教育方法は異なると思いますが、少なくとも僕の場合は、自分の用件のために子供を使うことはしたくないです。

逆に、子供やパートナーが必要に迫られた場合に、代わりに行くことは積極的にしていきたいです。

バイトとはいえ、日頃クスリに囲まれて仕事をしている分、優先的に聞くべきことはなにかとかは分かるからです。

そして!あわよくば、そんな姿を子供に見せたいです。

「おっとしゃんかっこいい!ぼきゅもアレしたい!」

なんて思ってくれたらいいなぁなんて。
やはり、男は背中で語りたいところですね!

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