今回は僕が風疹になったときのことを思い出してみようと思います。
2003年テーマパーク
ゴールデンウィークにテーマパークへ遊びに行った数日後のことです。
唇の周りががびがびしてきました。
口内炎かな、と思ったのですが、もっと外側であり乾燥していました。
そして、首の周りや胸のあたりにもスポット的にがびがびができました。
熱は38度を超えてあまりにしんどくなったので、ここで病院に行くことにしました。
簡潔すぎる診察
総合病院を受診して、受付で熱があってしんどくてできものが出てきたと言いました。
受付の人に、できものってどんなですか、と聞かれて、分かりやすい唇のものを指し示しました。
しばらくして診察室に呼ばれた僕は、受付と同様に症状の説明をして唇のできものを医者に見せました。
医者は、「ヘルペスですね」と言いました。風邪引いて体力落ちてるんで出てきたんでしょ、と。
「1-2週間で治るんで、安静にしてください。治んなかったらまた来て。じゃ。」
え?それだけ?(^-^;
あまりに軽い扱いに拍子抜けしたものの、なんとなく違う気がしたので首元のできものを見せて、こういうのもヘルペスなんですか、と聞きました。
医者はびっくりして、ちょっと前見せてもらえますか、と言ってシャツをまくってきました。
その段階で数個に増えていたできものが医者の目にとまりました。
隣に居た年配看護師さんと目を見合わせ、「風疹だな、これは」と医者は言いました。
で、他の人にうつるから会社や学校はできものが引くまで休んで、公休になるからと言われました。
クスリは特に無し。
悶絶地獄
翌日あたりから、熱がさらにひどくなってフラフラが増し、とても歩けなくなりました。
前日に医者に行っておいて良かったと強く思いました。
自分の病気がなにか分からずにこの状態になっていたら、きっと死を覚悟したと思います。
できものはさらに増えて、ほぼ全身、背中にも多数できました。
特に顔がぶつぶつだらけになったのは、かなり不快でした。これが元通りにならないなら、ますますやる気がなくなる…と思いました。
こいつらは特に痛くは無いのですが、横になったときにつぶされると気持ち悪い感触がありました。
高熱で苦しくて、水分補給にキッチンまで行って、水を飲んでその場に倒れ込んだとき、腕のぶつぶつがつぶされて気持ち悪かったので仰向けになったら、今度は背中のが気持ち悪くて、どう向きを変えても気持ち悪くて絶望のどん底でした。
寛解期
といっても、そんな最悪の状態は2日程度で終わり、ぶつぶつがつぶれてどんどん無くなっていきました。
同時に熱も下がり、多少歩き回れるようになりました。
顔のできものは消えにくくて、外出のたびにじろじろ見られてしまいました。が、1週間ほどでそれも消失しました。
免疫獲得
ひどい状態を脱してから、風疹について調べました。治療法はないが、かかれば終生免疫を獲得、二度とかからなくなるとありました。
一度血液検査で抗体の有無を調べてもらったことがありますが、ばっちり陽性になっていました。
非常に衝撃的な事件だったのですが、1番きつかったが、ぶつぶつによるビジュアル、および感触面での不快感でした。
ただ、数日で治ると知ってたおかげで、気分的には落ち着いていられたと思います。
僕は男性なのでそんな感じになんてことないものでした。
が、女性で妊娠を考えているのなら注意です。
大変なことになりかねないので、かかったことが無い女性はワクチンが推奨されていますね。
妊娠していなくても、顔中にぶつぶつって女性的にショックだと思うので、やっぱりワクチンはやっておく方が無難かなと思います。結局、最終的にはけろっと治るんですけどね。