Perfumeが世界中のファンと繋がる、繋がっているというSTORYをライブで実現させたSTORY。
但し、前回STAR TRAINに関してほぼ映画についてのみになってしまったので、今回はできるだけそういうまつわり話は回避して、作品そのものに入り込んでみます。
一応、SXSW演出に関する記事として、かしゆか大好き大先輩野間さん(社名ワンダーツーは羨ましすぎ)、激アツPerfume記事も時々登場みたいもんいしたにさんによるダイトさんインタビュー付きのこの記事をリンク。
こちらで存分にその背景などを参照しておくとして…
STORYという作品自体でまず際立つのは、工場で鳴ってそうな無機質で暴力的なサウンド。
ナイン・インチ・ネイルズじゃんって(*´Д`)
ジャンルや音楽の用語はよく分からないものの、ザ・フラジャイル、ダウンワードスパイラルはよく聴いてましたのでリンクされました。
蛇足ですが、Perfumeから離れてた時期に出会ったUVERworld『これは僕の言葉ではない これは僕達の言葉』、えらく感動してこんなこと書いてました。
Perfume洗脳状態を脱した僕が、J-POPの次に手を出した「ロック」があまりに熱かった!
これはJ-POPではない、ロックだ!UVERworld「僕の言葉ではない これは僕たちの言葉」
あはは。
STORYちゃんと聴けよ笑
って話(;・∀・)
UVERworldは確かにロックでカッコイイですけど、その要素がPerfumeには無いみたいな記述は我ながら笑えます。
STORYのサウンドだけで吹き飛ばせるような、未熟な見解です。
さらには、歌詞の奥行きにも触れないわけには行きません。
謎のカウントダウン、不規則な並びの数字読み上げに続く、四行詩。
これだけですけど…
いやあ、鼻息荒くなるわ笑
何この、削り込まれた割に想像膨らみまくる歌詞は。
音楽に込められた、rage against the machineとも言うべき憤怒と合わせるのであれば、僕に見えたのは…
まず、遥か遠い、は空間的な距離だけでなく、時間的な距離をも連想させます。
そして続く、祈りという言葉。
星空のもと願うのは…
何かの強烈な思いがここにあるような気がします。
何となくに世界平和を祈ったりするのとは違います。
これだけ強い思いを持ちながら、自力で解決できないものがあり、最後の手段として祈るような状況なんて、そんなにないはず…と妄想が膨らみ行き着いたのは。
地球外の生命体から攻められて、滅亡の危機に瀕した地球人類の姿です。
彼らが最後の希望として託したのが、新人類Perfumeでした。しかし、Perfumeが目覚めるのにはまだ数十年の時が必要でした。
その頃にはもう、人類は細々としか生き残っておらず、Perfumeを開発した人たちも、そこに思いを込めた人たちも次々に倒れていきます。
ただ、いつのときかPerfumeは目覚め、世界を救うだろうという謎の伝説は残されていました。
その時が、ついに来たことを告げるのがあのカウントダウン。
謎の不規則な数字は音階を指している、という説がありCAPSULEにそのような曲があることからも、それで合っていると思います。
目覚めたPerfumeに、どうして数字で音楽を伝える必要があるのかというと…
それは、心を吹き込むため、人類の悲しみと怒りを思い出させるためだというのが僕の予想です。
刃牙道で宮本武蔵が徳川家の婆さんのチューで心注入されたみたいな(;・∀・)
目覚めたばかりの状態であっても、すべてをすぐに思い出せるようにメッセージを音楽に込めたのです。それは言葉や視覚よりも確実に、そして漏れることなく人類の思いを伝えるのに優れた手段でした。
込められたみんなの悲哀も怒りも何もかもを思い出し、生まれてきた意味を理解したPerfumeの逆襲が今始まる。
というSTORY(;・∀・)
ああ、クソかっけえ。クソだせえ?すんません(;・∀・)
時々こういう風に暴走的に想像が膨らむ作品をPerfumeは提供してくれて、楽しいです(*´Д`)
STORY、間違い無しに一つの頂点です。