前回STORYは一つの頂点なんて書きましたが、FLASHこそがPerfumeの極地。即座に前言撤回せねばならぬほどにPerfumeファンというのは日々振り回されるものなのです。
しかしこれまた、なんというすんごい歌詞…なんじゃこりゃー!!!!!
我が道を行くPerfumeが、究極を追求する人にしか見えない地平を歌う。
まさにこれは、達人の世界。ぶっ飛びすぎです…
音を置き去りにする。そんなのネテロ会長だけだと思ってました(;・∀・)
但しそもそも、ちはやふるがそんな作品でした。
青春全部捧げたってたどり着けないかもしれないって?すべて捧げてから言ってみやがれ。という世界です。
お願い誰も息をしないで、なんて常人離れした言葉で始まるんですよ。
FLASHがぶっ飛んでるのは、そんなちはやふるという作品が裏テーマとして描いていた「千早振る」という言葉自体への敬意や称賛をも取り込んでいるところです。
いつの時代のことだか、もはや誰も分からないことです。
それでも確かにいつかのこの国にいたはずの、この言葉を編み出し、語り継いできた人たちに対する心からの尊敬。そして惜しみのない称賛がちはやふるとともにFLASHにはあります。
そんなわけで、テレビの音楽番組でPerfumeがFLASHをやったときの浮き具合はかなりのものでした。
Perfumeだけ、生きてる世界が違いすぎる…と驚愕したものです。
そして僕は、Perfumeへの忠誠を改めて誓った次第です。
FUTURE POPツアー、横アリにてFLASHが来たとき絶叫してのたうち回っていた人が僕以外にも結構いて、しかも求められてもいないのにとんでもないジャンプしてる人とかもいたりしてました(;・∀・)
いや、分かる笑
これは信仰の対象となるようなものです。
そんなFLASHがPV再生回数ぶっちぎりなのも面白いです。
だって、これってPerfume的にはかなりストイックな映像ですよね?
色彩もないし、肌の露出もほとんどありません。
ライトセーバーはありますけど、あくまでも仄かに香る程度の存在感に留まります。
ただここには、Perfumeなりの研ぎ澄まされた集中力と積み上げて来た経験から為せる高度な技芸があるばかりです。
あれだけ高度なテクノロジーを駆使したSXSWのSTORYを支えたダイトさんであっても「すごいのはPerfume」だと言わせてしまうPerfumeの真の迫力をFLASHのPVでは味わえます。
そして現在進行で活動しているPerfumeにとって、FLASHがセトリの中で重要な役割を果たしているのも見逃せません。
とんでもなくぶっ飛んだFLASHを、自らの大事な一部として置いておけるということはPerfume自身が既に達人の高みに到達しているという証にほかならないでしょう。
とりあえず念能力は使えるっぽい(;・∀・)かも。