偽Perfume

【Perfume】あ〜ちゃん「歌詞書きたい」→中田さん(^-^)つ『ねぇ』

去年のシングル「ねぇ」リリース時、あ~ちゃんが作詞を志願していたことを今しがた知りました。

あ~ちゃんの安定

Perfumeのメンバーを集めたのは彼女のようですし、歌ダンスともに安定していてPVでの表情もだいぶ初期から安定感のあるアイドルしていました(他二人はちょっとぎこちなさがありましたよね)。

そんなあ~ちゃんが、去年のシングル「ねぇ」にまつわる面白い話をしている動画を見つけました(が、残念ながらリンク切れ><)。
週パフュ11/14

作詞志願

30秒あたりから引用します。

あ~ちゃん「アルバムの1曲でもいいので、詞を書かせてくださいってお願いをしたら「いやそれはちょっと」みたいな。結構悔しくて、どのぐらいの思いでこの言葉を言ったのかあなた分かってます?っていう。挑戦してみたいんですっていう思いで言ってすぐサッと切られちゃったから。「じゃ、次、マジでいいの期待してるわ」みたいな。」

軽いバトルがあったようです。
あ〜ちゃんは詞を書かせて欲しいといってサクッと断られちゃったので、次の歌詞は諦めさせるくらい凄いの書いて来いよと挑戦的に言ってます(^-^;

もっとも最後のは直接本人に伝えたのか、思ったことなのかは不明です。

で、その「次の歌詞」が「ねぇ」の歌詞だというわけですが…
あ〜ちゃんの反応が面白いです。

あ~ちゃん「すっごいなんでもない歌詞だなぁって思って、ほんとに右から左にっていう印象で。」

あ~ちゃんの第一印象は芳しくなかったようです(^-^;
こんなんよりもっと良い歌詞書いたんですけど!みたいな感じでしょうか?

ちなみに「ねぇ」の歌詞ですが…

すがすがしいほど、ほんっとーに何でもない歌詞(^-^;
むしろ歌詞というより台詞に近いような。

タイトルのシンプルさそのままに歌詞も超シンプルなつくりとなっています。

あ~ちゃん慧眼

これに対して、あ~ちゃんは当初「右から左」なんて風にこき下ろしていましたが、その直後に「こういう歌詞ってたぶんあんまり無い」と評しています。

これはその通りだと思います。

上で見たとおりPerfumeの中でも突出してシンプルなのが『ねぇ』だと思います。

全力疾走の短距離走みたいな緊張感あふれるのが『Dream fighter』、仮想世界を利用して斬新な手法を取り入れて人間の最後の瞬間を描ききった『エレクトロワールド』等々、このブログでも紹介したような感動的な物語はとくになさそうです。

何でもない人が何でもない場所で何でもないことをするっていう、ただそれだけのものにしか見えません。

では、「ねぇ」の歌詞は下らん失敗作でPerfumeとして出して欲しくない低レベルかっていうと、これがそうでもないんです(^-^;

僕は今まで、下手くそな日本語やかっこつけただけで中身のない歌詞を、結構きつめの言葉で罵ってきたこともあります。
でも、仮に「ねぇ」がPerfumeでなくAKBとか他の誰かの歌詞だったとしても批判はしなかったでしょう。

だって、意味とか全然ないしストーリー性も皆無だったとしても、これに文句つけるなんていやです(^-^;
かわいいだけの、ただの呟きです。

これって別に作品としては成立してなくはないし、こんなにもあっけらかんと「日常のたのしみ・よろこび」を歌っちゃうって、新機軸といえるのではないでしょうか。

そのことに直ぐに気付いたあ~ちゃんは、慧眼の持ち主だったといっていいと思います。

あ~ちゃんの願いに対する意味あい

さて、ここからは僕の勝手な個人の想像なのですが・・・

このミニマルな歌詞は、あ~ちゃんの詩作をしたいという思いに対して、洒落の利いたレスポンスになっていると思うのです。

三部作のように丹念に作り込んだ世界観や、お得意の言葉遊びといったテクニックを封印しても、作品に仕上げてしまえることを披露してあ~ちゃんの情熱を良い意味で冷ましたのではないかと。

やってみたいというチャレンジ精神は非常に大事だと思うのですが、Perfumeのこれまでのレベルの高い歌詞にはそういった熱意だけではたどり着けないでしょう。
むしろ飄々とした気軽さみたいのと、それとあとはひたすらセンスが求められるような。

はっきり言ってあ~ちゃんが努力を続けたとしてPerfumeの歌詞を書くところまでたどり着けるのかは不明瞭です。
あれだけ個性豊かで独特の世界観があった“木の子”さんから作詞権取り上げた中田さんに良いと思わせるのは至難だと思います。

ひょっとすると『ねぇ』は引導になるのかもしれませんが、Perfumeが譲れない基準の高さを再確認できて決意を新たに出来たのではないでしょうか。

自分のつくった愛するPerfumeが想像以上に成長していたのですから、嬉しくないはずがないと思います。

まだまだ続くよPerfumeは

ともあれ、まだまだ挑戦する意欲を失わず、いろんなことを考えているあ~ちゃんには敬服します(^-^)

歌詞つっぱねた中田さんにしても、Perfumeの音楽に対する譲れないこだわりがあるところがうかがえて頼もしいです。

あ~ちゃんにとってはメモリアルになったであろう、Perfumeの名曲が「ねぇ」なのかも?

ところでこの曲、僕にとってもメモリアルです。
テレビでこれをやってる動画をみて、かしゆかに惚れたので(^-^)
最前列センターに居ながらにして後ろ二人に合わせちゃう、しかも超かわいい笑顔のかしゆか、大好きだー!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です