手にイソジンが付いた状態で目に触れて、文字通り大変な目に遭いました。
即炎症状態に
イソジンを扱ってて、ちょっと飛び散っちゃって手指についたのは認識していました。
でも、消毒液だから別にいいかとそのままにしたのです。
その数分後、いや、10分以上はたっていたかもしれません。
僕の左目に何かが入りました。
慌てて指で目をこすったところ小虫の亡骸が指に付いてました。
その直後です。
猛烈に目がかゆくなって、僕は虫を除去した指の背中側で目をかきました。
ものすごい量の涙が出てきました。
僕は、しまったと思って、慌てて流しに行って、手を石鹸で洗い、目もプールの後の小学生みたいに水道水で洗いました。
新しいティッシュで目の回りを拭き取ってこれで安心と思いきや・・
かゆみと涙が止まらないのです。
鏡を見ると角膜が充血し、まぶたが厚く腫れていました。
まるで殴られたみたいな感じです。
これはいわゆる炎症というものに違いありません。
応急処置
僕は慌てて、ハンドタオルを濡らしてまぶたに当てました。冷やすのが目的です。
急性の炎症は冷やすのが良いのです。
時々タオルを濡らし直して、15分ほど冷やしていると腫れはあまり収まらないものの、かゆみと涙はだいぶラクになってきました。
でも、次に左鼻がむずむずしてかゆくなり、鼻水がどぼどぼ出てきました。
プールで鼻から水が入ってきた時みたいな、奥の方が痛む感じです。
これは・・そう、はからずとも鼻涙管の存在を証明してしまったようでした。
目と鼻は鼻涙管という構造で繋がっているのです。
ちなみに、中耳(鼓膜の奥)と喉も繋がっていて、こっちはエウスタキオ管といいます。
いずれにしろ高校生物の知識ですが(^-^;
鼻水が喉の方にも垂れてきたのが分かりました。
鼻をかむと、さらさらした液状の鼻水が大量に出てきました。花粉症にならない僕にはあまり経験のない出来事です。
原因の推定
そして鼻に気を取られて目を冷やさないでいると、また目の方もチクチクしてきました。
んで、そろそろ思いつきました。
小虫ごときでこんなことになった記憶はないし、生体の反応的に考えて過敏過ぎます。
他に原因が無いかと考えるとすぐ思いつくのが、イソジンです。
僕の指には薄まってないイソジンが付いていました。
これは、薄めて何とかうがいにつかえる物です。
口の中も目も、同じ粘膜と言われる組織ですが、目はよりデリケートだと聞いたことがあります。
僕の手に付着していたイソジンが、規定より高い濃度で侵入してきたため、体が許容できる範囲を超えてしまったのです。
そして、目の粘膜を障害したうえ、拡散により鼻涙管を経由して鼻の方の粘膜も傷つけたようです。
僕はとにかく、うがいをしたり鼻をかんだり、涙を拭き取ったりして残留しているであろうイソジンを除去しました。
その後の経過
目は洗いすぎるとかえって障害になる可能性も考えられたので、途中から涙を拭き取り冷やすだけにしました。
かれこれ30分くらい、そんな風にしていました。
目に痛みがあれば、眼科に直行。
これがドラッグストアで働いてて調べたときに出てきた防衛ラインです。
かゆみは酷かったのですが、痛みは割となかったので応急処置で大丈夫かと判断しました。
そして、経過はゆるやかにとはいえ、快方に向かっていました。
まぶたは相変わらずぼってりしていましたが、涙の量は激減し、かゆみもさほど感じなくなりました。
そして視覚は正常のままでした。
いつのまにか充血もなくなっていました。
鼻の方は、最初に感じたツンとした痛みはそのときだけで、あとは鼻炎様のじゅるじゅる鼻水が続きはしたものの、これくらいはホコリなどで起こる症状と変わらないです。
その頃時間は夕方4時。
病院に行くなら急いだ方がいい時間帯です。
でも痛くもないし腫れも引いたし、目も見えています。
ネットで調べるとすごく薄めたイソジンは点眼もすることがあるとか・・・
そんなわけでそのままにしました。
寝る前まで、殴られたみたいな目になってましたが、起きたらすっかり元通り。
自然治癒力すげぇ!