変化だ。そう、Cling Clingの変貌はPerfumeがPerfumeであることを示しています。
Cling Cling雑踏編
この事情を明らかにするために、オリジナルを「雑踏編」とでも名付けておきます。
僕はこれを聴くと、街の雑踏で居場所無く彷徨う女の子が出会う不思議な踊り子のお姉さんたちをイメージします。
くりんくりん、つんつん、るんるん、みたいな女の子ワードが目白押しで、歌い方は相変わらず素っ気ないもののかわいげに満ちてます。
それでいて音の重さは結構なもので、そこらへんのギャップがPerfumeっぽさかな、と・・・思っていたら。
Cling Clingバトルモード
アルバムCOSMIC EXPLORER収録のCling Clingは状況がガラリと変わります。
その違いを一言でいうのなら、「戦う意思」の有無でしょうか、
人間には爪も牙もある、そしてこれらは敵を攻撃して食いつくすために生まれ持ったもの・・・
的な(^ー^;
あ〜ちゃんは、この違いを「性別変わった」と言っていましたけど、さりげに女の子は女の子のままな部分を1mmくらい残していると僕は考えています。
くりんくりん、つんつん、るんるん、みたいな女の子ワードは基本全部残されていますが、曲のイメージがバトルモードなので狂気の沙汰となっています。
というか、これがやりたくて雑踏編では無力な少女を演じていたのかな?っていう邪推をしたくなるくらいです。
雑踏編のイメージをこれでもかと破壊しつくしていますが、もともと壊すつもりで作った世界観が雑踏編なのかもっていう。
で、話はこれで終わりでは無く・・・
Cling Clingバトルモード悦楽編
COSMIC EXPLORERドームエディションにて。
激しく熱いダンスミュージックPick Me Upの幕切れ直後、聞き覚えの無いリズムのイントロが始まりました。
Pick Me Upの熱気そのままに踊り狂うPerfume。
あれ、こんなカッコいい曲あったっけ?と僕は思いました。ここでまさかの新手のカバーか?!とも。
実際、カッコいいだけの曲というのもPerfumeにはいくつもあるのですが、完全に振り切った感じがPerfumeはおろかCAPSULEにだってなさそうな印象でした。
数秒後、それがCling Clingだったと気付いたときの興奮ったらもう・・・
構造的に目立つのはイントロが切り詰められているところで、バトルモードはさらに推し進められてランナーズハイ的な境地が視野に入ってきている感じです。
笑います。
こいつら、マジで頭おかしい笑
ライブが主戦場とは常々言っていたけれども・・・ここまで自由になれるもんか。
最高じゃんPerfume!!
以上、たった一度のライブ体験を元に書きました。ちなみに妻が別の日程でおなじドームエディションに参加していて、やっぱりCling Clingはびっくりしたと言っていました(僕ほど衝撃を受けたわけではなさそうでしたけど(^ー^;)。
4月5日、このバトルモード悦楽編のCling Clingを収めたDVD & Blurayがリリースされます。超高額で抵抗感がありますが、チェックして損はないかと思います。