偽Perfume

Spring of Lifeは極悪ではない。これは命を讃えた歌

3月になったので、Spring of Lifeを聞いてみました!なんだこれ超すげえ!!

警告

アンドロイドPerfumeという、一つの人格を想定します。

メンバーの性別に合わせて女性タイプとしておきます。

彼女は、創造主にお願いしに行きます。

「創造主様、わたし恋をしてみたい。」

創造主は答えました。

「構わないけど、きみの命と引き替えだよ」

アンドロイドPerfumeは、きらきらした目の輝きそのままに言います。

「わかりました。死んでも構いません。恋をさせてください」

創造主は深いため息をついて、アンドロイドPerfumeにチャンスを与えることにしました。

「恋する気分を疑似体験させてあげよう。それで、本当に死んでも構わないほどのものか試してみるといい」

このやりとりの直後に始まるのが、Spring of Life。

なぜ命と引き替えか

Spring of Lifeの華やかなムード(こんなに声を張り上げるPerfumeなんて滅多にないと思います)からはそんな極悪な設定など皆無に思われます。

が、僕は一箇所引っかかりました。

涙という言葉が出て来ます。

順当に考えれば、喜びの涙のはずです。

でも・・・

映し出されるのっちがこれです。

どう見たって、喜びの涙には見えません。

ここに、Spring of Lifeが隠し持つ残虐な裏設定を垣間見た気がしました。

「命と引き替え」くらいの駆け引きがあるに違いないと判断したのはそのためです。

二度目の涙

創造主が寄越したチャンスを生かして、アンドロイドPerfumeは恋を疑似体験しますが、同時に交換対象となる命を失う哀しみも知ります。

これが最初の涙が出てくるところ、間奏の前までのストーリーです。

創造主的には、この段階でアンドロイドPerfumeはもう恋することを諦めるはずだ、と思っていました。

ところが、予想に反してアンドロイドPerfume内部で恋は疑似体験のものから現実となっていきます。

そして溢れる、弾ける喜びを表現したのが間奏に該当すると思います。

そのため、間奏に続くパートで再び歌われる涙では、もう寂しげな涙は見られません。

泣いていたのっちも、楽しそうに化粧しています。

恋に目覚めたアンドロイドPerfumeにもう迷いはありません。

命と引き替えで構わない。

死んでもいい。

アンドロイドボディは自己を守るために涙をこぼして抵抗しますが、Perfumeは迷うこと無く弾けるような恋へと邁進します。

その結末は・・・

結局は創造主の言った通りのものとなります。

遺書

Spring of Lifeはある意味、アンドロイドPerfumeによる遺書のようなものです。

ざっくり言えば、

弾けるような恋を出来るのなら、死んでも構わない。

とでもなるかと思います。

これをさらに突き進めて、間奏の後に辿り着いた迷いの無い境地を強調してみます。

うだうだ生き続けるよりも、死んでも構わないくらいの恋をしてとっとと死んでしまった方がいい

という風に、遺書みたいになります。

この背後にあるのは、

死んでも構わないくらいの恋は存在する

という確信です。

恋・・・といっても、特定の対象をもった恋愛感情と言うよりは、もっと広く人間的な感情の中でも特に強いもの、と言っていいかと思います。

ですから、恋でももちろん良いのですが、あえてここは「生きる喜び」としてみたいと思います。

ここまでくればもはや明確です。

Spring of LifeはアンドロイドPerfumeの悲劇という極悪なストーリーではありません。

人間は例外なくいずれ死にます。

なのに生きる意味なんてあるのか?と悩むときには、Spring of Lifeをかけて自分の最高に好きなことをしてみましょう。

いつか必ず死ぬ運命にある僕たちが、それでも生きる意味が存在するのだということを信じる気にさせてくれる、愛すべきアンドロイドのストーリー。

それがSpring of Lifeです。

Spring of Life
Perfume
¥ 250

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