一昨日、大雪が降りました。
融雪剤
僕は夜シフトでバイトに入ってました。
夕方過ぎから降り出した段階で、店長から「積もりだしたら融雪剤まくの手伝ってね」と言われました。
融雪剤?
僕はそれを知らなかったので、少しワクワクしました。
トイレに置いてあるということで、ちょっとした合間に見に行きました。
融雪剤は、実にシンプルでした。
塩化ナトリウムと塩化マグネシウムのミクスチャーです。
要するに俗に言う「塩」です!
塩で雪を溶かすということは、凝固点降下を利用することが真っ先に浮かびますよね‥高校化学的に考えて。
氷りにくくすることで氷を液体にするという。
店長に聞いたところ、塩化カルシウムも使われるそうです。
カルシウムイオンを含む物質としては、生石灰を溶かして発熱させるのもいい気がします。
でも大量に使う必要がありますから、食塩みたいに安価に手に入り安いものとして塩化ナトリウムが選ばれているのかもしれません。
そこらへんの相場はわかりませんが、企業はビジネス的に考えて行動しますから融雪剤ひとつとっても無意味なチョイスはしないはずです。
溶ける雪、氷
7時頃から雪が本格的に降り出して、客足も遠のき始めました。
「今日はいつもより暇かもナァ」
なんて思いつつ、指示通り融雪剤をまきました。
塩といってもかなりの大粒です。
これをぱぁっとまくと、落下したところの雪が溶けました。
ちょっと面白い(^-^)
で、公道から店の前までの間に満遍なくまきましたが、溶ける上から次から次に雪が降ってきます。
風も強くなってきて、傘を差す僕も雪まみれになってきました。
文明の庇護下で
ひとまず店内に戻ると暖房が効いててホッとしました。
なんというか、文明を感じた気がしました。
雪が降っても雨が降っても、電気ガス水道の整備のおかげで暖かな店舗空間は維持されます。
道を歩けばうちみたいなドラッグストアだけでなく、コンビニやスーパーなどが営業していて道行く人を暖かく迎えてくれます。
店内を見回すと、案外客足は減っていないどころか増えている気もしました。
普段寄らないような人が暖を求めてうちの店まで足を伸ばしたのかな、なんて思いました。
うちの店にホットドリンクはありませんが、カイロや手袋などの防寒具はばっちりあります。
帰路も大変
そんな感じで結構忙しいまま閉店し、帰路につきました。
歩きはまだ大丈夫だったのですが、特に大変だったのが駅から家までの自転車道です。
もう雪はまばらだったので自転車をこいで走ったものの、特にカーブの時に凍った雪に邪魔されて転びそうになりました。
水は面白い物質で、液体よりも固体のときの方が密度が低いので、氷に圧力をかけるとより密な構造を取れる液体に変化します。
だからクルマが走ると、タイヤの通った後が溶けていることが多いと思います。
でも自転車程度の重さではダメみたいで、非常に危なくて途中からは降りて手で引かざるをえませんでした。
融雪剤改善希望!
雪の日は自転車が非常に危険です。
なので、もっと画期的で安価な融雪剤を開発できたら、超大もうけ間違いありません(^-^)
新規融雪剤開発を目指して水の研究をしてみるというのは、実現可能かどうかはさておき面白い研究テーマだと思いました!
つか、太極符印さえあれば…!!