Spending all my time。
それはもしかすると、かしゆかとのっちの和解と愛の歌。
かしゆかほぼ当確部分
PV、WT1、CDTVの動画も合わせて判断すると、
信じてるキミのこと
ここは、ほぼ確実にかしゆかのソロです。
二回出てくる両方で、映像を見る限りかしゆかだけがこのパートを歌っています。
のっちと対立するかしゆか
スペンディングでは、かしゆかとのっちの関係性というサイドストーリーがあるんじゃないか、と僕は思います。
振り付けベースの解釈ですが、かしゆかとのっちはスペンディングにおいてあ〜ちゃんを守ろうとしています。
端的に示されるのが、以下のシーン。
ここで、かしゆかとのっちはあ〜ちゃんから目・耳・口を奪うことにより、あ〜ちゃんを守っています。
【Perfume】Spending all my time考察②涙目くらいがちょうどいい
一方、かしゆかとのっちはどういう関係かというと、冒頭部分では衝突しています。あ〜ちゃんとのっちが手を合わせているのに対して、
かしゆかとのっちは、あろうことかこんなことを。
これ、少なくともかしゆかは攻撃しています。
かしゆかはこの同じポーズで花瓶を割ったり積み木を崩しています。
一方ののっちも、林檎を割ったり陶器の人形を壊したりしているので、かしゆかと同等の壊す力を持っていると思います。
二人とも能力者だからか、お互い攻撃しあっているのに何も起きていませんが、かしゆかとのっちの関係性は、あ〜ちゃんとのっちの構図と大違いです。
スペンディングの人物たちは、三人とも心を閉ざしてしまっているので感情表現に乏しくその真意はよく分かりません。
が、どうやら守られる存在としてのあ〜ちゃん、守ろうとするのっちとかしゆかという構図があって、のっちとかしゆかは何故か対立しているようです。
最初の「信じてる キミのこと」
そんな中、かしゆかソロが当確している「信じてる キミのこと」の1回目が登場します。
一人きりで、アップで歌っています。
これではかしゆかが誰を信じているのか、までは分かりません。
かしゆかはあ〜ちゃんを守ろうとする一方でのっちには攻撃をしていたので、たぶんあ〜ちゃんが「キミ」なのかな?くらいの予想しか出来ません。
繋がるのっちとあ〜ちゃん
その後で、繋がる手が映し出されます。
後ほど判明する位置関係から、この手はあ〜ちゃんとのっちだと考えられます。
取り残されたかしゆかは、何かを思案するみたいに視線を上げてます。
のっち、かしゆかに歩み寄る
その直後、かしゆかはのっちと向き合い、のっちが意外なことを言います。
「このまま 離さないで」
互いに衝突し合っていた2人の関係が動きます。
あれだけぶつかり合っていたのに、のっちはかしゆかにこのまま離さないでという。
2人とも直立無表情のままですが、のっちの激白の後、かしゆかは、のっちと一緒に「いつもキミを想うよ」と歌い合い、のっちと和解します。
ここでのっちは微笑むでもなく目を閉じ、
すぐに目を開けます。
何かがのっちの中で動いたと見てよいはず。
繋がるのっちとかしゆか
のっちは今まであ〜ちゃんとしか繋いでなかった手を、かしゆかの方にも伸ばして手を取り合います。
あ〜ちゃんはこのとき驚いたような表情を見せていたので、それくらいのっちとかしゆかの対立は根深かったのかもしれません。
最後のメッセージ
そしていよいよ、二度目にして最後のかしゆかソロが出て来ます。
今度はかしゆかからのっちへのメッセージが送られます。
見てください、かしゆかが、のっちの肩に手を置いています。
相変わらず表情はありませんが、かしゆかの強い意志がにじむ感動的シーンです。
かしゆかがずっと1人で思い抱いていた「信じてる キミのこと」。
その相手は、ぶつかり合っていたのっちでした。
その後のっちとかしゆかが向き合って、攻撃の前座みたいなポーズを取り合いますが、
互いを攻撃することはなく、かしゆかが積み木を崩すシーンに切り替わります。
まとめ
以上より、かしゆかソロである「信じてる キミのこと」は、のっちを対象にした歌だと僕は思います。
2箇所あるうちの最初の方は二人は対立している状態で歌われ、二度目の方は和解した状態で歌われるという違いがあり、その変化はスペンディングの隠しストーリーなのかもしれません。
もっともライブではこのような構図は見られないので、あくまでPVに限って現れるサイドストーリー的なものに過ぎないとは思いますが。
2人が愛し合うのなら、扉を開くのはのっち?
Spending all my time
Perfume
2012/08/15 ¥250