スペンディングのPVは暗い!色鮮やかなMagic of Loveと比べてみたら明らかに暗すぎます。
テーマやムードの重さが違うと言いたいのかもしれませんが、それでいて遊びというか余裕というか、ちょっとの違和感を忍び込ませるのがPerfume。
そうやってこっちの予想を裏切り期待の斜め上を目指すのがPerfumeの面白さであり、何度も何度もしゃぶりたくなる所以だと思ってます。
というわけで、シリアス・クールに決め込んだスペンディングで見られる面白いズラし2点を見てみます。
①中の人
殺風景な部屋に閉じ込められたサイキック少女三人組を演じるPVです。
この三人、表情が乏しくてナンバリングされちゃったりしているところから、アンドロイドの可能性もあります。
自由の制限されているような設定が垣間見えて暗い気持ちにさせられます。
ところが。
そんな演出をしておきながら、「そうはいっても私ら普通でーす (・ω<) 」と笑ってみせるようなズラしがこれ↓
足をポリポリって。
なんて俗な、人間臭いことしちゃってんだか。
中の人見えちゃってます的なこれこそが、Perfume的なズラしの魅力です。
②緩急
スペンディングの振り付けは中々細かく高速です。
でも少しだけスローモーションになるところがあります。
間奏部分に出てくる、ゆっくり横に移動するところ。
音楽の世界観から、演者が離れた視点を持っていて、余裕こいてるように僕には見えました。
特にかしゆか。
このライブ最初の方で世界観ぶちこわしのキュートなスマイルをぶっ込んでおいて、
その後にはこんな表情。
見ている僕を挑発しているように思えてなりません。
ちくしょう、やっぱりかしゆか好き過ぎる。
Spending all my time
Perfume
2012/08/15 ¥250