最高のTOKIMEKI LIGHTS。
それはこんなにも熾烈で過酷な争いなのである。
マドモアゼル・のっち
僕はのっちが好きだ。
彼女の美貌、存在、人間性、どれも最高だ。
そんな僕にとって、上司としてののっちという新たな視点を提供してくれたのが、TOKIMEKI LIGHTSアルバムバージョン。
TOKIMEKI LIGHTS (Album-mix)
Perfume
2016/04/06 ¥250
イントロ頭のサビラストはのっちが指揮をとる。
複雑に入り組んだ3人の声の混沌から、彼女の伸びやかな声が飛び出して歌う。
震える。
これだけでもすごく熱い。
しかし中田さんは、ここで終わらせなかった。
こんな熱いのっちに率いられるかのような、猛獣たちをその直後に展開させた。
マドモアゼル・のっち。
能力は猛獣使い。
その真骨頂がここに発現される。
僕は思った。
のっち、あなたが行くところがどこであろうと、僕はあなたについて行く。
これがTOKIMEKI LIGHTSアルバムバージョンの衝撃的なイントロの全貌である。
踊る芸術家
これが、シングルバージョンだと全く違っている。
同じTOKIMEKI LIGHTSという曲名だが、こちらではマドモアゼル・のっちは登場しない。
TOKIMEKI LIGHTS
Perfume
2015/10/28 ¥250
最初ののっちのカッコいいソロの後で音楽は一旦途切れてしまう。
そしてガラリと雰囲気が変わる。
主役はのっちではない。
軽やかで元気いっぱいなピアノが音楽を引っ張る。
そう。
こっちのTOKIMEKI LIGHTSを引っ張るのは、むしろ中田さんだ。
シングルバージョンでは、ゴキゲンなピアノがかなり前面に出てる印象。
サビの一部で一瞬引っこみはするが、美味しいところでちゃっかりまた現れる。
かといって3人のボーカルを邪魔するわけでもなく、ヒソカ風に言うのであれば、これはダンスだ。
中田さんがピアノを使ってPerfumeと一緒に息を合わせて踊ってる。
そして極め付けはPerfumeが立ち去るラスト。
それまでの息を合わせたダンスがウソのように、Perfumeのボーカルがおしまいになった途端に中田さんのピアノは力強く暴れ出し、主役は俺だと言わんばかりの熱烈なアピールを繰り広げる。
しかしそれは長くは続かず、曲の世界をぎりぎり壊さない長さで切り上げられる。
頭のおかしい芸術家が、好き勝手自由きままに遊んでみせる。
笑わずにいられない衝撃のラストだ。
先述したように、僕はのっちが大好きだ。
けれどもこの天才の狂乱も捨てがたい。
しかも、こっちはこっちで、のっちは楽しそうにしているのだ。
だから言っただろう。
最高のTOKIMEKI LIGHTS。
それはこんなにも熾烈で過酷な争いなのである。