以前書いたPerfume『The best thing』におけるかしゆか優遇策を図解してみます。
The best thingの構造
歌詞カードを見ると、『The best thing』は三連構造になっていることが分かります。
出てくる順に①、②、③とします。
①日本語パート
②日本語パート
③英語パート
この記号を使って実際の曲を表すと、
①→②→③
→①→②→③
→①’→③
となっています。最後の①’は①の特殊系です。
一目瞭然かしゆか優遇
さて、ここで。
③は三人そろって歌っていますから、平等です。
また、②は加工がかなりきつめです。
実質的にあ〜ちゃんがほとんどを、のっちが一部を担当していますが①ほど個性を主張していないため、誰が優遇といった感じではありません(あえて言うなら中田さん優遇笑)。
一方、完全「生」ではないもののナチュラル寄りの①は歌に個性が出ているので担当者を優遇している感じが出ます。
そして、①のうち3番目の①’は②に近い加工の強さと、ソロが入れ替わるのとで純粋な①ほど個性が前面には出ていません。
よって、『The best thing』でメンバーの個性が前にでるのは二箇所の①のパートです。
このうち、初めの①をかしゆかが、2番目の①をあ〜ちゃんが歌っています。
かしゆか→ロボット→三人
→あ〜ちゃん→ロボット→三人
→ロボット→三人
そしてかしゆかは①を完全に全て歌っているのに対し、あ〜ちゃんは1文字だけ削除して歌っています。
これをもってして、僕は『The best thing』ではかしゆかが優遇されている、としました。
【Perfume】中田さんのかしゆかリスペクトの証「The best thing」
もっとも、実際に『The best thing』を聴いた印象では、かしゆかの①に対してあ〜ちゃんの①が欠けている、というよりは、かしゆかが1文字多く歌っている、といった感じです。
かしゆか(おまけつき♡)→ロボット→三人
→あ〜ちゃん→ロボット→三人
→ロボット→三人
この事情が分かりやすくなるようにもっとぐっと単純化して『The best thing』を図解すると。
となって、かしゆかが優遇されていることが一目で分かるようになりました。
ライブを加味した完全版図解
でもこれには一つ問題があって、コレだけ見ると「のっち冷遇されてんの?」という懸念が沸き起こります。
しかしすでに前回の記事でレポートしているように、ライブではこの曲で一番楽しそうにしているのは実はのっちだったりします。
というわけで、そこを加味しました。
完璧!
The best thing
Perfume
2009/07/08 ¥250