まっさらな新品として割引きナシで買ったCITIZENのクロスシー、一週間も使っていないというのにベルトの裏側には黒ずみが・・・!
不可解な黒ずみ
このクロスシーは、僕にとっても妻にとっても初めての「ちゃんとした」時計でした。
所有者は妻ですが、僕も大いに興奮して隙あらば触らせてもらったりじっくり凝視させてもらっていました。
ピンクゴールドをメインにしたデザインの美しさだけでなく、持ったときの異様な軽さ、かといって軽すぎるわけでもないちょうど質感が魅力でした。
ところが使い始めて一週間も経たないある時のこと。
子どもが寝たので、喫茶店に入ってお茶タイムにしていた僕たちはいつもの流れでクロスシーを眺めていました。
そしてふと、妻が「さっきちょっと気付いたんだけど」と言ってベルトの裏側を見せてくれました。
そこには、表面のコーティングが削れたような跡がありました。
三つ折りのベルト開閉部と、その三つ折り部分が当たるところにも黒ずみというか削れというか、跡が付いていました。
購入時に特に傷無しの確認をした記憶はありませんでした。今にして思えば高価な買い物でプレゼント用ですのでそれくらいしても良かったのですが、買ったときは何分初めてのことで緊張していてそこまで頭が回りませんでした。
下手すると展示品を買わされた可能性だってあるかもしれない、と不安が募りました。
ただ、僕も妻も時計初心者で、ただの無知からくる勘違いということだって十分ありえます。
そこで取りあえずは「教えを請いたい」というスタンスで購入した販売店に電話してみることにしました。
せっかく電話する以上、他にも問題ないかをもう一度じっくり点検してみました。
すると他にも気になるところがありました。
秒針のずれ
妻のクロスシーはクロノグラフです。
普通の秒針に当たる針は固定されていて動きません。
この針はストップウォッチ機能で動き出します。竜頭の上側にあるスイッチを押すと動き始めます。
文字盤には1秒1目盛りが均等に配置されています。
ところが、クロノグラフを動かしたときに秒針がこのメモリにピッタリに動かずに、若干のズレが何カ所かで見受けられました。
こういうのは安い時計であるなら気になりませんが、5万円以上出した時計ですからおかしい気がしました。
あと、サイズもちょっとユルく、指一本の隙間で調節してもらったはずが、今確認したら指二本入る状態でした。
電話
販売店への電話で、まずは黒ずみについて聞きました。
回答は、見てみないと分からないのでお手数ですがお越しいただけますか?というもの。
初期不良の可能性が低いのなら構わないのですが、と言ってみましたが、電話で判断することは難しいとのことでした。
また、初期不良の場合は交換等の対応もするとのことで、対応としては悪くない印象でした。
一方、クロノグラフの秒針のずれについては・・・
「メーカーが販売店には明らかにしていない何らかの理由」により、しょうがないものなのだという回答でした。
なんだそりゃ(^ー^;
目盛りぴったりに針を動かすことがそんなに難しいんすか?と不審に思いました。
ベルトのサイズ変更はいつでもOKとのこと。
黒ずみの件についてはこれ以上どうすることも難しそうだったので、保証書とレシートを持って販売店に行きました。
新宿まで(^ー^;子連れには結構つらいものでしたが、場合によっては交換もしてくれるのであればということで行くことにしました。
クレーマー扱いされても困るので、論点を以下のように整理しておきました。
- この黒ずみが、購入前から付いていた可能性があるのであれば、交換希望。
- 1週間に満たない使用でも付くものであるのなら、そのままでOK。
販売店対応
店の前までは妻と子どもと一緒に来ましたが、妻としてはプレゼントとしてもらったものなので対応を僕に任せたいとのことでした。
僕は一人で店に乗り込み、「さきほど電話した者です」、と言うと奥のソファ席へと通されました。
そこはオメガとかタグホイヤーとかグランドセイコーなどの高級品が陳列された空間でした。
店員さんは僕が持ってきた時計を受け取ると、少々お待ちくださいといってどこかへその時計を持って行きました。
待っている間にそこに並ぶ機械式の高級時計を眺めていましたが、こんな数十万円もする時計であっても、秒針は目盛りぴったりに動かないのかな?と観察してみました。
すると秒針はことごとく滑らかに動いていて、目盛りの間をスムーズに動いていました。
一秒ごとに動くのとは異なるその挙動は整然としたもので非常に美しく、これが機械式のなせるわざとも限るまいとは思ったものの(掛け時計であればスムースに動く秒針であっても数千円で売られています)、感動して釘付けになりました。
そうこうしていると店員さんが戻ってきて、僕が渡した時計をテーブルに置き、自分の腕時計を外しました。
それはたぶん、CASIOのアナログでバンドは白い樹脂製でした。
「このように」
ベルトの内側を見せてきて、「使っていると黒ずみはついてくるものです」
え?(^ー^;
僕はよく意味が分からなくて、聞きました。
「それは樹脂性ですよね?私が買ったのは、あれはチタン製ですよね?」
店員さんは、「いえ、ステンレスです・・・」と言って、少しして「チタンのようですね」と言い直しました。そのうえで、
「ステンレスでも、チタンでも同じです。黒ずみは付きます。」
とのことでした。
「一週間に満たなくても?」と聞くと、「2ー3日から4ー5日でも付きますね、これは私が使ってるものですが1ー2日で黒ずみが付きました」とのことでした。
なんとなく納得がいかなくて、僕はちょっと違った質問をしました。
「これは展示品だったものですか?モデルとしては2ー3年前のもののようですが、2ー3年前から展示されていたのであれば、試着でも黒ずむ可能性がありますよね?」
しかし、展示品だったかどうかは明確にしてはくれなかったものの、納品が数ヶ月前だったことを明かしてくれました。
また、試着程度でも多少の傷が付かないとは言えない、とも。
購入前に傷の有無の確認が無かったことについては、普通はするのだけれど場合によってはなかったかもしれないとのこと。
結局、1週間に満たない使用でも黒ずみは付く場合があるし少なくはないことだが、購入前から付いていた可能性も無くは無い、というどっちつかずな回答でした。
ただ、交換は希望する場合対応するとのこと。
ただし、交換はメーカー対応となるためメーカーが交換不要と判断した場合はそのまま戻ってくるとのこと。
期間としては1週間くらいだが、それもメーカーから回答があり次第連絡すると。
交換の可能性があるのであれば・・・僕は当初の予定通りそれをお願いすることにしました。
結局真相は?
そんなわけで僕は時計を保証書とレシートとともに店に渡して、店を出たのですが・・・
結局なんだったんですかね(^ー^;
お店に来たのはいいんですけど、そこまでしたわりに結局は一般論しか聞けなかったのはどうなのかなー(^ー^;
黒ずみが傷なのか汚れなのかも判別されず・・・
なんとも煮え切らない思いで妻と合流した僕は、たとえ交換となったとしても、これで終わるわけにはいかないと思いました。
そこで、僕はCITIZENのカスタマーセンターに電話してみることにしました。