ゾンビは人間研究のツールの1つ、と思います。
Night of the Living dead
僕はスプラッタ描写が非常に苦手で、ゾンビ映画はそんなに好きではありません。
が、そんな僕でもこれは面白い!と断言できるゾンビ映画が「ナイトオブザリビングデッド死霊創世記」です。
ナイトオブザリビングデッドは同名で何パターンかあるようですが、カラー版で赤毛でショートの女性が主人公のやつが今回紹介するものです。
ゲームのバイオハザード1はこの映画のエッセンスをふんだんに取り入れていると思います。
泣き叫ぶ妹
主人公のメガネっ子バーバラは、お兄ちゃんに付いてきて墓参りにやってきました。
するとお墓からゾンビが続々現れて、お兄ちゃんがあっという間に殺されてしまいます。
バーバラは、ホラー映画に出てくる女性にありがちな金切り声を上げて逃げ回ります。
こりゃ死ぬな、と誰しも感じるところ。
しかしバーバラは幸運にも何とか生き延びて平野にぽつんと佇む2階建ての家に逃げ込みます。
あれ?これって…まんまバイオハザード1のイントロじゃないっすか!
まんまではないけど(^-^;
生き残りをかけた戦い
ここで、バーバラのバイオハザードが始まります。
家の中を探索するシーンの演出、カットの感じとかはもうバイオハザード1そのまんま。
たとえば、剥製のアップがいきなり出てくるとか、何度もプレイした人にはなじみのシーンが連発します。
バーバラ覚醒
さて、この家で周囲を取り囲む大量のゾンビと戦ううちに、バーバラはきゃーきゃーわめいて逃げ回るだけの妹ちゃんから、ゾンビを次々になぎ倒す戦士に変貌します。
このプロセスがこの映画のひとつの見どころです。
生きている人間の仲間も複数登場しますが、バーバラはそんな中でも特に勇猛果敢、クールヘッドとウォームハートを持つ勇者として君臨します。
衝撃のラスト
結局、屋敷を放棄して脱出をはかる一行。
しかし、トラブルが続出して次々に殺されていく仲間たち。
強力にパワーアップしたバーバラは数々の困難をくぐり抜け、なんとかゾンビゾーンを抜け出すのですが…
最後に彼女が目にするのは、あまりに意外な光景だったのです。
結局ゾンビがなんだったのかが明かされるわけではありません。
人間が何なのかっていう問題に対する、1つの回答が提示されるのです。
それは決してポジティブなものではなく。
是非、みなさんの目で確かめてみてください。