人生で3回目の飛行機に乗ってきました!
離陸
学会が地方であるので、勉強と観光のための旅行に誘われたのです。
長い長い準備運動の末に飛行機は傾斜して滑走路から浮き上がって機体が揺れました。
遊園地のジェットコースターが苦手な僕は、思わず手すりにしがみつきました。
機体はするすると上空に上がっていき、ぐいっと旋回しました。
僕は窓際の席だったので、傾いた窓から大地が見えたのです!
その壮観さ。
機体は向き直ってさらに上空へ向かいます。
すぐに雲の群れに突っ込むと、景色は白一色と化しました。
安全な空の世界
前回乗ったのは子供の頃です。
今はいっぱしの大学生。
ここでひらめきます。そうか、飛行機は雲を突き抜けてさらに上を飛ぶのか!
これだと、離陸と着陸の時以外には天候を気にする必要はありませんね。
なにしろ雲より上に行ってしまえば、そこは常に快晴。
暴風や雷雨とは無縁の天空の世界が広がっているのです。
そんなことを考えていると、飛行機はついに雲の群れを突き抜けました。
広がるのは彼方までつづく雲の海。
そして宇宙へのつながりすら感じさせるグラデーションの空の青。
ここは地球と宇宙の間の不思議な空間です。
生き物の痕跡すらありません。
まさに神の目線を思わせる世界です。
不意打ち
そのとき不意に、ブワッと泣けてきました。
ずっと家に籠もってネット以外特に何もしてなかった日々を思い返して、 今ここまでたどり着いた事実を思って、ずいぶん遠くまできたものだ!と感動しました。
だからこそ、僕はその涙をすぐにぬぐって、しっかりこの広大な景色を覚えておこうとしました。
まだまだ、何も達成していません。
何も手にしてません。
今は、変化だけは確実に起こっているのだということを認識できただけです。
この調子でこれからも頑張って行きたいです!