Perfumeがまた新しい企画を立ち上げました、その名も「Perfume Translyrics Project」。多言語による歌詞翻訳投稿システムです。
ずっこけ必至?
ファンなのに未だにグローバルサイトを把握し切れていない僕です(^ー^;
今回の新企画についてはファンクラブのメルマガで知りました。
公式サイトにも説明が書いてありますのでちょっと引用します。
この「Perfume Translyrics Project」は、Perfumeの楽曲の歌詞を、世界中の皆さんの力で46の言語で翻訳し、投稿していく参加型のプロジェクトです。
Perfumeの楽曲の歌詞をそれぞれの解釈で翻訳・投稿が可能で、SNSでログインして投稿された歌詞をシェアすることも出来ます。
翻訳では参加出来ないという方も、Perfumeのこれまでのビデオクリップを様々な言語の歌詞付きで閲覧して楽しむことが出来ます。
これはずっこけるだろ、と僭越ながら思ってしまいました。
Perfumeの歌詞は使っている言葉自体は自然で平易ですが、言葉の持つ音で遊んでいたり独特なニュアンスを使っていたりしていて翻訳するのは困難に思われたからです。
日本語と、翻訳先の言語との両方に精通していないとつまらない逐語訳的な翻訳しか出来ないんじゃないかと思ったのです。
まあ、そんな考えは保守的で不自由な僕のしょぼさに由来する思い込みだったと気付かされるのですけど(^ー^;
まずはサイトへ!
とりあえずはグローバルサイトにあるリンクから新企画のサイトを見れます。
- Perfume Global site Translyrics(注:音楽が流れます)
紋様みたいに記号化された英字フォントのバックに世界地図が映し出され、美しい音楽とともに世界各国の「こんにちは」がエフェクトのかかったPerfumeメンバーの声で再生されます。
これは楽しい(^ー^)
てか、これだけでも世界中にいろんな言葉があって、いろんな挨拶があることを知れて感動してしまいました。
Perfumeの思い
そんなわけでしばしサイトをボンヤリと見つめてしまいました(せっかくのBGMの無限ループが不自然なのはもったいないです)。
それで気が付いたのですが、適当に世界の国々の挨拶を流しているだけじゃなくて、Perfumeなりの思いというか意志を感じるところがありました。
サイトタイトルの英語フォントが記号チックであるところもそうですが、各地の文字を採用しているところ、読み上げの声が恐らくは自然な現地の言い方に近くしてあるところが第一に注目されます。
日本語の「こんにちは」や英語の「Hello」、タイ語のサワディカップ、アラビア語のアッサラームアレイクム、ドイツ語のグーテンタークあたりの知っている言葉を聞く限りは、カタカナに変換したものを読み上げているのではないことが分かります。
世界に飛び出すと宣言したPerfumeの考える「世界」は、多様性をそのままに尊重した「世界」なのだということでしょう。
英語を学ぶことが世界と繋がることだと勘違いしている人たちにはない、これからの国際社会に求められるグローバル感覚といっていいと思います。
消費者の限られた国内市場から無限の世界市場へ、みたいな打算も無くは無いと思いますけど、Perfumeは世界中にいるいろんな人たちと繋がりたいと思って、世界に飛び出そうとしているのだと僕は感じます。
ペルシア、そしてカタルーニャ
もう一つ、すごいと思ったのは、そっくりなアラビア語とペルシア語の挨拶を両方採用していること。
ペルシア語といえばイランの言葉です。
今はイスラム化されているとはいえ、ペルシアはイスラム以上の歴史と伝統を誇る地域です。
ともすると「イスラム・アラブ」とひとくくりで考えがちなこの地域ですけどね(^ー^;
同様に驚いたのが、スペイン語とは別にカタルーニャ語の挨拶をも流しているところです。
サッカーのバルセロナファンはみんなにやつくのではないでしょうか?
フランコ政権時代にカタルーニャ語の使用が禁止されて、バルセロナのホームスタジアム「カンプ=ノウ」内でしかカタルーニャ語を使えなかったという弾圧の過去を知らないバルセロナファンはいないでしょう。
本題前に企画の成功を確信(^ー^)
歌詞翻訳の企画だというのに、その本題にはまだ一歩も立ち入っていません。
サイトの入口に来ただけです。
それでも、僕はこの企画は素晴らしいと確信した次第です(^ー^)
Perfume、いいわぁ。
本題の歌詞翻訳の方は、次の記事で見ていきたいと思います。