父方の祖父が眠るお墓参りに嫁さんと行ってきました。
芋焼酎
じいちゃんは薩摩の出身で、芋焼酎をいつも愛飲していました。
なので途中スーパーでお花と一緒に芋焼酎を買っていきました。
線香はストックがあったのでこれで準備万端です。
墓前にて
場所は多磨霊園脇にある小さなお寺さんの端っこです。
そこにはじいちゃんだけでなく、早くに亡くなった父の妹と姉も眠っています。
僕たちはお墓をキレイに掃除して、お花を換えて線香に火を付けて並べました。
そこからは手を合わせての挨拶兼近況報告タイムです。
お墓の前だといつになく壮大な誓いとかしちゃうこともありましたが、何度も来てるうちに割と素直に、生きていたときと同じように接することが出来るようになってきたように思います。
多磨霊園
お墓参りが終わると特に予定はありませんでした。
近隣は完全に住宅街で何もなさそうだったのでそのまま帰ろうかとも思いました。
が、せっかく多磨霊園の横まで来たので、多磨霊園くらい見ていこうか、と言ってみました。
大きな墓地なのできっと有名な人も眠っているに違いありません。
妻は全然興味なさそうでしたがググって見るとかなり多くの著名人が眠っていることが分かりました。
参照したのはこちらのサイト。
びっくりするくらい沢山です(^-^;
さすがに他人様のお墓をいくつも巡るのは気が引けたので、今回はお二人だけ、勝手に参らせてもらいました。
長谷川町子
サザエさんの作者、長谷川町子さんのお墓は「長谷川家」と刻まれた横長の直方体をしたものでした。
あまりに簡素で特にサザエさんの肖像が彫られたりしてはいませんでした。
考えてみればこのお墓は個人のものというよりは長谷川家一族のものなのでしょうから、簡素なのも当然なのかもしれません。
未だにアニメは継続しており今後もずっと続いていくと思われます。
ボケてのネタにもなったりして、全然鮮度は落ちていないのは驚異的です。
そんな怪物の産みの親、長谷川町子さんに挨拶できて嬉しかったです(^-^)
江戸川乱歩
続いてはインパクトあるペンネームで名前だけは誰でも知っている江戸川乱歩のお墓を訪ねました。
多磨霊園の西南の果て、角っこの区画で山みたいな斜面になっているところにそのお墓はありました。
長谷川さんのと違って、縦長の普通の形態のお墓でした。
本名の「平井」姓のお墓でした。
こういうとなんだか普通のお墓みたいですが、入口右脇に小さな石柱が立っていて、そこに「江戸川乱歩墓所」と達筆な字体で刻んであったので、ここが乱歩の墓だと分かりやすかったです。
石柱の裏面を見ると、直筆の文字を元にしていると書いてあったのでまじまじと見てしまいました(^-^;
江戸川乱歩・・・
愛するかしゆかの名を冠した当ブログにおいて、彼を扱った記事を書いて良いのかは正直迷いがありました。
まだ書いてはいませんが、この夏僕は乱歩の小説を読みあさりましたので、是非とも紹介しておきたい作品がいくつかあります。
しかし、乱歩の作品を一言で言うのなら、それは「変態」に尽きます。
メタモルフォーゼの方ではなくて、エッチというときの変態を究極系にまで極めた変態です(極まりすぎているためもはやエロスではないと思います)。
デュフフとかいうオタクなんて可愛いくらいのものです。
乱歩の小説の変態っぷりは完全に常軌を逸しており、かしゆかには絶対に見せられません(^-^;
が、今回この偉人の面前に立たせてもらって、そしてしばしの対面の機会を持つことで、彼の作品でしか味わえない魅力がある以上はそれを伝えたいという思いが強まりました。
なので、今月は数作紹介記事を書こうと思います。
ほんっとに変態なんですけどね(^-^;
他にもいるいる、多くの偉人
今回は時間の都合上、二人だけで切り上げましたが、他にもたくさんの会いたい偉人がここには眠っているようでした。
芸術家としてだけでなく文筆家としても非常に優れていた岸田劉生、ユーモアあふれるキャラが魅力のノーベル物理学賞受賞者朝永振一郎などなど。
ちなみにですが、江戸川乱歩のお墓は奥まった場所にあるのでそこから多磨霊園を出るのは結構たいへんです。
しかもそのまま山にも登れてしまうようで、そうすると迷ってしまいそうでした。
遠回りでもいちどメインの通りに戻ると何とか外に出れたので、巡ってみたいと思った方は参考にしてみてください。