ネイティブに言われたことはありませんが、英語ができないひとにはよく「発音うまい」と言われる僕です(^-^;
英語教育の弊害?
こないだ職場で英語の話になりました。
はい、僕の大嫌いな英会話話です(^-^;
英会話教室に通っちゃってる意識の高い先輩方が盛り上がっている脇で苦笑ぎみにニヨニヨするしかなかった僕の、愚痴です。
最近先輩は、英会話でブレイク気味の予感だそうです。
それは英会話教室で発音の矯正をしてもらうことで大きな気づきがあったからだと。
英会話教室で正しい発音を学ぶことで、今まで自分が正しいと思ってきた、学校で習った英語の発音の間違いに気が付いた、というのです。
た、ただしい発音ですか・・・(^-^;
ちなみに確認したところ英会話教室の先生はフィリピンの方だそうです。
フィリピンは米国の植民地だったので、米国流の本場の発音に近いらしいです。
そりゃ素晴らしい。
米国の元奴隷から、米国の奴隷になる方法を学んでいるなんて実に効率的だこと!
発音なんて
英語の正しい発音というのが何を指すのか、定義は簡単ではありません。
僕は大学受験のときに粋がって「東大英語リスニング」という講座を受けてみたことがありますが、東大の英語ではリスニングが大問2題出されて、それぞれアメリカ英語とイギリス英語となっていました。
アメリカ英語は学校教育で聞き慣れたものですし、センター試験でも出題されるので割と聞き取りはしやすいです。
ESLとか、CNNとか。
完全には聞き取れなくても、you can…とかyou might discover…とか断片的には聞き取れるはずです。
でもイギリス英語は、普通の教育だけを受けてきた僕みたいな人間からするとほぼ初体験の外国語みたいな感じで最初は全く聞き取れませんでした。
もったりしてるっていうか・・・どんよりしているっていうか・・・
本来英国の方が本場のはずですけど、同じ言語でここまで違うかって感じです。
SVすら聞き取れずにちんぷんかんぷんでした(^-^;
これを入試で問う東大さんは嫌味なやつらだなーと思いました。
おまえらの習ってるアメリカ英語が英語の全部じゃねーから、みたいな突き放してくる感じを覚えましたよ。
ほかにも、人口だけ見た場合世界的にもっとも多数派といえるインド英語もありますよね。
僕は大学でインド人留学生と一緒だったので、その独特な(時に可愛らしくもあるw)インド英語には四苦八苦しました。
結局、アメリカ英語の正しい発音を学んだところで、それがどこでも通用するかというと、どうなんでしょ?
ていうか、英語ぺらぺらな人でvとb、rとlをごっちゃにしてる人なんて僕は大学時代にごまんと見てきました。
でも、その発音が違うことを咎められている場面なんて一度も見てません。
一方、否定疑問文に対する返答で日本語と英語でyes/noが入れ替わることに気付かないようなミスは、彼らはほとんどしません(話せない人はほぼ確実にミスりますよね)。
だから、正しい発音なんて奴隷でも無い限りそんなに大事じゃないだろうという僕の「英会話は奴隷専用スキル」説は変わりません。
トーイックで800点ちょっとしか取ったことのない(しかも期限切れw)僕ですが、如何?
良い発音の近道
なので、発音をうまくして意味があるのは、英語の出来ないひとに「どやっ!」って自慢げに出来ることくらいだと思います(^-^;
そんな程度でよければ、僕でも簡単な方法をアドバイス出来るのでご紹介しましょう!
簡単です、カタカナを仲介させないで音を音のまま聞いて真似してみるといいのです。
そもそも、日本語だって文字と音が一対一対応しているわけではないのに、僕らは自然に使い分けています。
こういうのはスクリプト付きのボイス入りゲームなんかをやればすぐに気が付くと思います。
僕は高校時代にセガサターンでサクラ大戦というゲームをやりましたが、スクリプトは台本ではなくて意訳の一種なのだと思うようになりました。
文字を読み上げるだけが声優の仕事ではありません。
特にうめき声などは文字と声がほとんど対応していません。
この動画のスクリプトを見ないで、音だけ聞いて真似して喋ってみるイメージを持っていただければ分かりやすいと思います。
演技としては、その方がよりリアルに出来るはずです。
それを、英語に対しても行うのです。
簡単に言うと、台本棒読みが「英語が下手な人」の英語です。
そして台本無しに真似るのが「出来る人っぽい」英語です。
僕たちはそれなりに英語を学んで来ているので、英語を聞いて単語やカタカナが浮かんでしまいがちですが、そこをすっ飛ばして音だけを真似するのです。
意味も考えなくていいです。
僕らはとかく、英語を聞くと日本語に変換したがりますが、割とめんどい作業な上変換される日本語は大抵ぎこちないもの(主語が私のですます体が多い)ですから、やらない方がいいと思います。
関西弁の「なんでやねん」を標準語の「何故でしょうか」に置き換えられなくはないですけど、意味合いが変わってしまいますよね。
そんな風に、英語も一対一で日本語と対応しない可能性があるので、なるべく日本語の介入は控えた方が理解しやすいと思います。
素材としてはESLが良いと思います。日本語の介入が無く、一本一本が短すぎず長すぎず、しかもスクリプトがあって内容の確認が可能だからです。
この手法唯一の注意点は日本語が介入するものは避けるべしということです。
口の使い方が違う言語が混じっていると、真似は非常にしにくくなります。
てか、ムカついてきます(^-^;
だから世のほとんどのアプリやラジオ講座の類は僕は使いません。
日本語が超☆邪魔(☆は火ヘンに華)だからです!
英語だけしか使われていない音声素材を使って、真似てみるのを繰り返していたら、自然とナチュラルな発音っぽくなります。
ね、簡単そうでしょ?(実際は慣れるまで練習が必要ですが(^-^;)
おまけに無料だぞー!
元ネタ「英語は絶対勉強するな」
ちなみにこれ、元ネタがあります。
韓国の誰かが書いた、「英語は絶対勉強するな」という本です。
一時期流行ったのでブックオフで100円で手に入ると思います。
この「英絶」ではもっと徹底的に、英語自体をこのような方法で理解してしまおうという本でしたが、それはやりすぎな気がしてます(^-^;
ですが、この手法は発音の改善とリスニング力向上には確かに有効だと思います。
僕はセンター試験でblackとbrackishを聞き分ける問題をミスりました(^-^;が、それ以外は完答して英語で荒稼ぎしました。
その程度でしたら絶対有効です。
どれくらいで変わるか覚えてませんが、慣れたらどんな英語でも自然な発音っぽくなるので、無駄に喋りたくなります(^-^)
発音しにくいところは、類似した文の音声素材を探したくなります。
つまり、自分で勝手に軌道修正するようになります。
そして学校の音読のときとかに、ドヤッ!!って出来ます。
おためしあれ(^-^)
追記:
ちなみに、Perfumeのあ〜ちゃんは英語が出来ませんが発音はキレイです(touch my bodyのbodyとか完璧でビビりました(^-^;)。
あ〜ちゃん「曲やってる間、♪touch my body~ずーっと練習したからね!」
と言っています。
曲の中でマライア=キャリーがtouch my bodyと歌っているのを真似てたようです。
知ってか知らずか、「英絶」流の音だけコピー法を取り入れていたみたいですね(^-^;
あ〜ちゃんハンパねえええええ!!!!!!