ヨーカドーにて些細なことから険悪なムードになってしまった僕と妻は、子ども向けメダルゲームに挑戦、まさかの展開に驚愕しました。
おいしくないカフェ
そもそもの失敗は、おいしくないと分かっているパン屋併設のカフェに入ってしまったことでした。
ヨーカドーに入ってしばらくして、ちょっとした行き違いで険悪になってしまっていた僕たち。
ちょっとでもムード打開のきっかけになれば、とゆっくりできそうな場所を探しました。
けれども、成人式のせいかどこも混雑していたり、出入り口が近くて寒そうだったりでちょうど良い場所が見当たりませんでした。
そんななか、散々おいしくないことを思い知らされていたパン屋にカフェが併設されているのが目に入りました。
幸いそのカフェがすいていたので入ったのですが・・・
僕が頼んだココアはバンホーテンのインスタント。
妻が頼んだアップルジュースは値段の割に100%じゃない薄味。
ムードは余計微妙になってしまいました。
メダルゲーム
そのカフェはヨーカドーの1階に入っていました。
上のフロアは既に見た後だったので、あとは特に用事もなく出るだけです。
でもこのまま外に出るのは気が引けました。
そこで妻が、メダルゲームしようと提案をしてくれました。
お金をメダルに替えて、そのメダルでいろんなゲームをする、要するにゲーセンの一種。
そのヨーカドーの4階には確かにメダルゲームがありました。
僕はかつて卒業旅行のディズニーランドで一日中メダルゲームをやっていた実績があります(^-^)
特にメダルを投入して、溜まったメダルを落とすプッシャーゲームが好きでした。
そこで、妻と4階にあがってとりあえずは300円で30枚を交換しました。
じゃんけんとか野球のバッティングとか、運試しみたいなゲームでメダルを消費しつつ、ときどきメダルをゲットしつつ、僕がディズニーランドでハマった押し出しゲームにたどり着きました。
このゲームはほかの運試しと違って戦略が立てられました。
よりメダルが落ちるような、メダル投入法があったからです。
で、二人でそれに取り組みました。
最初の30枚はあっという間になくなって、僕は気付いたら次の30枚を使い切っていました(^-^;
途中、ゲットしたメダルも10数枚ありましたがすぐに消え去りました。
片鱗
でもゲットしたメダルが手元に帰ってくるときの「ジャラン」という音と感触は、どこか熱いものがありました。
ギャンブルなんてマンガのカイジの世界くらいでしか触れたことのない僕でしたが、このとき初めてギャンブルの面白さを体験した気がしました。
いつしか妻と、協力して熱くなっていたことに気付きました。
険悪なムードはどこへやら。
そして、気付いたら今度は500円をメダルに交換していました(^-^)
このゲームで勝つには絶対的に投資が必要です。
投入したメダルで、溜まっているメダルを落とすからです。
つまり手元に無限のメダルがあれば、絶対に負けません。
そこでこの500円により手にした55枚のメダルを使って、またしても僕らは機械と格闘しました。
結果、メダルに混じっていたスーパーボールを2個、落とすことに成功しました。
これにより、内部にあるスロットがリーチ状態になってフィーバーのスタンバイになっていました。
妻が興奮気味に、これってすごいんじゃない?と行ってきました。
ダメ夫の僕はここで、「最後の一手だ」と言ってさらに300円をメダルに交換しました(^-^;
歓喜の大フィーバー
チャーリーのチョコレート工場でのチャーリーがそうだったように、最後の一押しは時に幸せをもたらしてくれます。
最後の300円による30枚は、スーパーボールのもう一個を落とすことに成功しました。
機械がキラキラ光ってトランスな音楽がガンガン流れだし、脇にあるルーレットが回転し始めてボールが落とされました。
ルーレットのボールがルーレット内のポールにぶつかると、メダル5枚が内部に投入されました。
ボールが落ちたらおしまい、と中のディスプレイに表示されていましたが、ボールはなかなか落ちず、ついにゲットしたメダルは100枚を超えました。
と、ここでまたフィーバーが起こって、別のスペースでまた別のルーレットがスタート。
今度は4つの穴のどれかにボールが入るという仕組みで、4つのうち一個が大当たりだったのですが・・・
なんと見事にボールはその大当たりの穴にはまり込みました。
何が起こったか?
内部に1000枚以上のメダルが乱舞しました(^-^)
手元にはもはや数えられないくらいのメダルがなだれ込んで洪水状態です。
しばらくは機械もど派手な演出を続けて、メダルがどんどん出てきました。
使い切れないメダル
出てきたメダルでこの面白いゲームをしばらく続けましたが、使ったメダルでどんどん新しいメダルが出てくるので全然無くなりません(^-^;
でもその後は大当たりは出ずに徐々に手元のメダルは減っていきました。
たまったメダルが半分くらいになったところで、確変?が終わったことが知らされました。
それで出てくるメダルもさらに激減したので止めにしました。
使い切れなかったメダルは預けることにしました。
一ヶ月はストックしてくれるとのことですので、一ヶ月以内ならまた遊べます。
なんだかんだで300枚以上は残っていました。
ギャンブル、熱し
ずっと前ですけど、ギャンブルでお金儲けなんて何の魅力も無いみたいな記事を書いたことがあります。
しかし僕は甘かった・・・
ギャンブルは、熱いです。
危険なほど(^-^;
僕がやったのは所詮メダルゲームですけど、自分で立てた戦略が成功して大量のメダルが出てきたときの興奮はやばかったです。
なんというか、神経の奥底からわき上がるような興奮がありました。
そして楽しかったです。
いやな空気も一掃できた上、なんだか妙な充実感がありました。
もっとも、大当たりしたとはいえ換金なんか出来ませんし財布の中身的にはむしろ減っちゃってるんですけどね…
1000円ちょっとでここまで楽しめるなら、カラオケなんかよりもいいかも、と思いました。
そんなわけで、ちょっと自分やばいかもって思ってます(^-^;
ギャンブルの興奮を味わったのがメダルゲームで良かったです。
現金を賭けた戦いでこの興奮を味わっていたら、ほぼ間違いなくヤバいことをやらかしてしまっていた気がします。
何事も経験ですね!