いや、まあ本人たちが名刺代わりのベストが欲しかったとか言ってるくらいですから、最初の1枚目に『P Cubed』というのはある意味公式見解と言っていいかもしれません。
でもなあ‥
なんかものすごく、違和感がw
というわけで、本日は微妙にこじらせてるクソファンの戯言をお聞きください。
『Challenger』は本当にベストな一曲目か
Perfumeに入門するにあたり、アルバムのオープニングが何であるかは最も重要視したいところです。
ぼくは。
そして、その観点でいうなら『P Cubed』一曲目の『Challenger』は猛烈にふさわしくないと思います。
なぜなら、こんなガンバルンバなのPerfume的では全然ないし、むしろ全曲聴いたあとでPerfumeの歴史とかざっとなぞったあとでこそ聴きたい、聴いてほしい曲です。
やはり、僕は入門初日にはこう思って欲しいし思わせたいです。
は??!Perfumeって、なに?!!こんなにかっこいいの??!
さらには、
頭おかしいだろこの人たち‥!!!
というところまで行って爆笑してほしいw
初日でそこまで思わせるパワーをPerfumeの作品は余裕で持ってると思います。
「なるほどね〜結構いい曲たくさんあるんだね〜」なんて無難な感想で終わって欲しくないのです。
‥では。
選びましょう。
ド頭でぶん殴ってくる化け物みたいなオープニングを備える強力アルバムを!
初心者でこれから入門な人こそ、そんなのから入りましょうよw
せっかくなら楽しい方がいいに決まってます。
というわけで、僕の選ぶPerfumeの初心者向け入門アルバムはこちらです。
COSMIC EXPLORER
はい、これ。
2016年のアルバム『COSMIC EXPLORER』です。タイトルもジャケのアートもやべえやつのカオリむんむんですよねw
ただし、はっきり言っておきますが、これがPerfumeです。ここには濃縮されたPerfumeエキスが満ち満ちています。
まずは一曲目‥はインストなので、それに続く2曲目のタイトルトラックをお聴き下さい。
目が点になるでしょ?w
とりあえず、こんなド迫力な太鼓の音とか予想してなかったよね?
そしてなに、あのクソクールなタイトルコールは?かわいい女のコ3人組はいずこへ?!ってなったことでしょう。
歌詞とか、ぶっ飛び過ぎて2度見とかしちゃって、ホントにとんでもない事書いてあってむしろヒクでしょ?
これはまるで、『饗宴』にてアルキビアデスが行ったソクラテス賛美の演説に出てくるソクラテスそのものです。
もう一度言います。
これがPerfumeです。
ただ単にかわいいだけの人たちと思ったら大間違いだ!!!
ひたすらに頭のおかしいカッコいいことを何年も何年も追求している人たちなのです。
そういうことは早めに知っておいた方が良いでしょう。
そして、そんなことしちゃうこの人たちがかけがえのない愛しい人たちに思えてくるのに時間はかからないはずです。
人によっては秒で恋に落ちるでしょう。
そしてその恋は、アルバムを通して聴くことでなお深まり報われ最後には成就します。
息もつかせぬ展開がその先には待っています。
サブスク全盛の時代にコンセプトアルバムかよ?なんて言わずに、是非耳を傾けて見てほしいです。
むさぼるようにしゃぶり尽くしたくなるPerfumeが、あなたの目の前に現れてくれます。
次の一枚も
そして、次の一枚もすでに決まっています。
てめえの指図なんていらねえわPerfume最高だってよく分かったから全アルバム制覇するわでコンベスやGAME行く方も少なくないでしょうけど。
どんな場合でも、次の一枚はこれ。
の、Cling Cling を鑑賞いただきたいです。アルバムからさらに飛躍してクレイジーです。
僕はライブで体験して、「は?!」ってなってマジで笑いました。
そして惜しみない拍手と称賛と忠誠の誓いを捧げた次第です。
Perfumeの音楽やべえってなったなら早い段階で踊りもセットで見た方が良いので、ライブが直近であればいいですけど映像作品には早めに行くべきだと僕は思います。
ところで、P Cubed。
とりあえずラストのナナナナナイロだけ早めにチェックしたら後回しでいいかも?です。