You Tubeで『Perfumeの過小評価されている曲』というプレイリストを見ました。
たいへん参考になったものの、賛否あって多少コメント欄はざわついているかもな印象でした。
そこで、ホントに存在自体忘れられてしまっているぽい曲を調査してみたいと思ったのですが…
まずは、You Tubeにあったリストの中身から見てみます。
Perfumeの過小評価されている曲
コメント欄にあった曲リストを引用すると、
- Tiny Baby
- 宝石の雨
- Baby Face
- イミテーションワールド
- 恋は前傾姿勢
- いじわるなハロー
- 透明人間
- Handy Man
- ふりかえるといるよ
- Hurly Burly
- Sleeping Beauty
- コミュニケーション
- 575
- Zero Gravity
- 23:30
- Plastic Smile
- 引力
- カウンターアトラクション
いわゆるレア曲プレイリストとしてはかなり整備されたものと思います。
シングルカップリングでアルバム収録なしの『イミテーションワールド』『恋は前傾姿勢』『透明人間』などの曲が網羅され、アルバムのみ収録の中でそのアルバムツアー以外ではセトリに上がっていない『ふりかえるといるよ』や『Zero Gravity』『Sleeping Beauty』が挙がっています。
問題なのは「過小評価」の意味をどう考えるかだと思います。
Perfumeに忘れられてるリスト
ファンベースに考えるなら、どんなレア曲にでも特別な思い入れを持っている人は絶対にいます。
またリリース当時の評価を長年かけて覆すパターンも結構あります。
10年近い歳月をかけて生まれ変わった『Butterfly』なんかが良い例ですが、例えば『Spending all my time』は出た当初と今では評価が真逆になっていると思います。
そこで、ファンベースではなくPerfumeの中で評価がどうなっているかという観点で、過小評価になっているらしき曲を探ってみました。
結論からいうと、明らかに見下されているといえるような曲は一つもなかったwあの『アキハバラブ』でさえ、本人たちは褒めていたのです。
のですが、ちょっとセコい論法を用いれば2-3曲だけ、Perfumeに忘れられているっぽいものがありましたのでご紹介します。
Perfumeに忘れられている不運な3曲
それは何かというと、いわゆるアルバムミックスがらみにより取り残された曲たちです。
普通、最初のオリジナルバージョンが出てしばらくはそのバージョンでPRやライブが行われ、後にアルバムに収録された際にあらたなミックスとなってからはそちらのバージョンが用いられます。
『Spring of Life』や『Magic of Love』はこのパターンでしょう。
まれに『Spending all my time』のように、オリジナル→アルバムミックス→またオリジナルに戻るみたいな事例もありますが、いずれにしても基本的にはどちらのバージョンも尊重されている印象です。
ところが、単にタイミングが悪かったせいでもあると思うのですが、全く日の目をみることなくアルバムバージョンが公開されそっちでしかライブされていないのが1つ目。
TOKIMEKI LIGHTS
そう、『TOKIMEKI LIGHTS』です。
2015年5月にチョコラのCM曲として一部が公開され、10月に『STAR TRAIN』のカップリングとしてリリース、翌年アルバムバージョンとなりライブではそちらのバージョンのみ扱われています。
2015年といえば、9月に結構ライブをしていて『STAR TRAIN』はエンディングに使われていたものの、『TOKIMEKI LIGHTS』は登場せず。
テレビ出演がもしかしたらあったのかもしれませんが、調査しきれませんでした。
ちなみに、オリジナルとアルバム版では結構違うw
【Perfume】結局のっちをとるか中田さんをとるかなわけだ、最高のTOKIMEKI LIGHTSを決めるということは
オリジナルバージョン独自のものとして、最後に弾ける中田さんソロがあります。
TOKIMEKI LIGHTSPerfume
2015/10/28 ¥255
これをPerfumeというかMIKIKO先生がどう扱うかは見てみたかったです。
たぶん、永久に見れることはなさそうですけどw
『GLITTER』もオリジナル公開からアルバムバージョンリリースの間隔が近かったのですが、ダンスコンテストに採用されたのとPVがあるのとで全然存在感が違います。
お次は、リミックスが二つあるせいで見逃されてるパターンです。
edge -extended mix-
よくライブでやってるのはアルバムに入っている⊿-mixで、それとは違います。
そして、これはたぶんテレビやライブで採用されたことはないと思います。
ラブワのカップリングにオリジナルバージョンと一緒に入っています。
このパターン、地味にedgeのこれだけだと思います。
オリジナルは武道館、代々木ディスコなどでライブされていますが、その後アルバムが出て以降はすべて⊿。
⊿があまりに凄すぎて、extendedが敢えて採用されるなんてことは今後絶対にないと言いきっていいと思いますw
が、これが意外なくらいににじわじわきます。憂いがあるというか、「ちくしょう」みたいな感じがあるというか。
edge -extended mix-Perfume
2008/07/09 ¥255
怒りの一撃な⊿とは一味違います。
で、最後。それはこれまでのパターンとは逆w何だそりゃ?
FLASH cosmic explorer mix
CE収録のアルバムミックス曲は正しくはcosmic explorer mixのようなので…このように表記してみました。
これ、かなり異例のパターンとなっていて、アルバムバージョンの方が無視されていますw
公開のタイミングとしては、オリジナルが配信で2016年3月16日(ただし映画『ちはやふる』主題歌の話はもっと前からあった)、同年4月6日のアルバム『Cosmic Explorer』にはアルバムバージョンで収録。
ただし、初回限定版には『FLASH』オリジナルバージョンが限定CDに収められていました。
言うまでもなく、この間にライブなどありません。
『TOKIMEKI LIGHTS』オリジナルよりシビアなスケジュールですから、全く同様にオリジナルバージョンが忘れられてアルバムバージョンにすべて委ねられるのかと思いきや…
むしろ、逆でした。
アルバムバージョン、やったことありますか?
調べた限りは皆無です。
ベストのP cubedにも当然のようにオリジナルの方が収録ですので、今後もアルバムバージョンでのライブは絶望的です。
なんですけど…これが、くっそカッコいい。
FLASH (Cosmic Explorer-mix)Perfume
2016/04/06 ¥255
どっちが良いとかいう次元ではなくて、どっちもそれぞれが別の世界でナンバーワンみたいな感じです。
中田さんが自分のライブで使いそうな感じだし、インタビューではなんかPerfume的に微妙な空気も?
かしゆか 映画用に作ってた「FLASH」が完成したあとで、中田さんから「アルバムを作るまでにもうちょっと変えてもいい?」って聞かれて、「ちょっとならどうぞ」ってことになったんです。たぶん周りとの統一感を出すために少し手を入れるんだろうな、くらいに思ったんですけど、できあがったのを聴いたらあまりに違いすぎて(笑)。
Perfume「COSMIC EXPLORER」ロングインタビュー|音楽ナタリー
確かに、「違いすぎ」w
以上の3曲です。
全く無視されてる感じがあるのは、これだけだと思います。