色々あります。
特にPerfumeに関しては、「生と死」にまつわるランキング1位に選んでみたり、度々言及してきました。
Perfume好きな僕の2017年音楽ランキング『生と死』編
なので、今回Perfumeからはあまり触れてこなかった曲をチョイス。
それではさっそく、Perfume以外からw
David Bowie 『Five Years』
設定すごすぎ。
5年後に地球滅亡するとの報道を受けて、世界が変わる、自分も変わる。
Five Years (2012 Remastered Version)デヴィッド・ボウイ
1972/06/06 ¥255
最後は号泣しながら?の絶唱。
本気で5年後に死んでしまうと思っている‥と思わずに居られない。
The Smiths 『There is the light that never goes out』
一体何回繰り返し聞きまくったかわからない、スミスのアルバム『クイーンイズデッド』のエンディング直前に収められたこれ。
There Is a Light That Never Goes Outザ・スミス
1986/06/16 ¥255
全体的に苦しみを抱えて病みまくりのアルバムラスト直前にあっての、2階建てバスと10トントラックの下りがあまりに悲痛。
消えない光がそこにはあると。
それでいて、音楽はこの上なく美しい。
Coldplay 『Yellow』
再生4億超えwすっげ。米津さんもびっくり?
僕も死ぬほど聞いたわ。Viva la vidaの次くらいに。
友達少なそうな、ボーカルの人もすごくスキでした。
Yellowコールドプレイ
2000/06/26 ¥255
色彩を伴うラブソング、すごく不思議で引き込まれます。
そしてこの素晴らしい曲の、特に強烈な一節に「血液すべて失ってもいいよ」なんてのがあります。
絶対に、死ぬけども…
自分の大切な一部がちょっとずつ失われていくのを、それでも構わないと思える気持ち。
幸福と引き換えに傷つくことを恐れなくなる気持ち。
死にたくて死ぬわけじゃなくて、生きるために失っても良いと思えるのが、感動的。
PerfumeのSEVENTH HEAVENがすごいのも、同じようなところがあるからだと思います。
Perfume 『STORY』
というわけで、いよいよPerfume。からは、『STORY』を。
STORYPerfume
2016/04/06 ¥255
突如リリック翻訳サイトに登場した、不可解な数字ととても短い歌詞。
手のひらが世界中つなぐと言ってたPerfumeが、今更漢文の世界に迷い込んだような世界観に驚愕しました。
これが古代や中世でなく今までのPerfumeどおりに現代か近未来だとするなら‥
ここでいう遠さは距離的な遠さというよりは、遠い未来のこと。
祈りや願いが届かないような遠い未来であっても、「物語」であれば、届けられるかもしれません。
ということは、これを歌う側は、自らの死を意識しているはずです。
死んでしまっても、そのあとに続く残したいものがある。というのがSTORYの背景にはあるような‥
もっとも。
Perfumeが、死んでそのままなんて考えられません。
数十年か数百年を経て、きっと蘇る。
そのとき出会う人たちこそが、「遥か遠いキミ」なのかも?
Aiobahn & Yunomi 『枕元にゴースト(feat. nicamoq)』
死を意識させるもなにも、確実に死んでしまってる登場人物を頻出させるYunomi。
その中でも、去っていった側が幽霊として枕元に現れてその気持ちを語るというスタイルのこちらをチョイス。
枕元にゴースト (feat. nicamoq)Yunomi & Aiobahn
2017/10/18 ¥255
類似のシチュエーションを歌った歌に、米津玄師『あたしはゆうれい』、カノエラナ『恋する地縛霊』などありどちらも素晴らしく激戦区ではあります。
そんな中でこの『枕元にゴースト』を選んでみたのは、この曲だけ、曲名以外に死んでることを匂わせる文言がほとんどなく、それがかえって突然訪れた死をものすごくリアルにさせて切ないからです。
なんてことのない日常が急に奪われるつらさが、さり気なくテーマになっていると思います。
普通歌にしないようなありふれた日々のひとコマが綴られるのです。
そして当然訪れるそれからのこと、も非情に描かれます。
よって、死を絡めるというよりは、それによって現実的に起こることそのものを扱っているという特徴がある気がしたので、これにしました。
Mili 『Summoning 101』
魔法大学召喚魔術学部必修の初級講座。
出てくるのは、召喚士と召喚獣との間の悲劇。
Summoning 101Mili
2018/04/25 ¥255
これは、途方も無い長い時間を生きる者と、限りある短い生しか与えられてない人間との間の悲劇でしょうか?
狼が嘆く、亡骸となった頭蓋骨からあふれる叡智という表現が醸す敬意と親愛が悲しい。
人間の儚さと、死を受け入れることの難しさと、残されたものが必死になるサマが、とても特殊な組み合わせでありながらも共感を呼びます。
生命の本質みたいなことを考えさせる逸品だと思います。