僕が記事に書いた回数で1位が前回のSpring of Life,2位は今回のスペンディング。たぶん(;・∀・)
しかし、2019年現在、公開されてあんなにも否定的な反発を食らったシングルも他にないと思うほど、当時は物議を醸しました。
例えば有名どころだと、その頃熱心なPerfumeファンとして知られていた経済学者の小幡績さんとか…
世界を意識した結果であるなら、その目的としては失敗だと思う。
Perfume: Spending all my time
欧米市場を意識し、英語中心の歌詞(しかし2つのフレーズのみ)で、ユーロビート調の本格的な曲だ。
これではない。
欧米が求めているのは、世界が求めているのは、これではない。
欧米は欧米らしいものはいらないのだ。
フェイク、ミミック、と思われる。
いつも通りいけばよいのだ。きゃりーぱみゅぱみゅ と路線を使い分けではないだろうが、あれこそ世界が求めているものだ。日本にしか出来ない。
PerfumeもPerfumeにしかできないことを、いつも通りやるべきなのだ。
世界を意識すれば、世界は遠のく。
この引用箇所の後で、小幡さん個人としてはこの曲が好きと言っているし、後日曲名通りにspending all my timeしながらこの曲を聞いているとも言っているのですが、この箇所は盛んに議論されたように思います。
この反発は、実はPerfumeメンバーがそもそも感じたものでもありました。
最初歌詞が全て英語で、メンバーの強い反発で日本語詩が加わったという経緯が明らかになっています。
こちらのサイトが詳しいです。
で、テレビでも長らく公開されず、ライブ限定とか言われていたと思います。
結果、最新A面曲としてはなんとも微妙なポジションに置かれていました。
そんな失敗作的空気を纏っていたスペンディング…
空気が変わったのは、おそらくはカンヌでの成功からでしょうけど、僕としてはそんなことは関係なく。
てか、そもそもスペンディングはリミックスよりオリジナルを断然好む僕には、カンヌもすごいとは思うもののそれでスペンディングの見方が変わったなんて体験はしていません。
僕の中でスペンディングが変貌したのは、PVを繰り返し繰り返し見ていく中で見えてきたストーリーのためです。
歌詞から得られる情報が極端に少なく、意味ありげではあるもののそこまで押し付けがましくもないPVというコンビネーションをもつスペンディングは、こちらにかなりの裁量が委ねられていると思います。
アートだってかなり独特でした。限界まで短くなってたかしゆかのスカートが突如長くなり、しかも、のっちまでスカートとか。
あとはなんか、目線が合わない天才的無表情からくるクールさとか。
逆に、いつもどおりの表情が出ると妙に懐かしく謎の感動があったり。
なんか、スペンディングって触れるたびにどんどん身近に、好きになっていきました。
そんなもの与えられたら…僕みたいな自分勝手で妄想癖のある人間なら、どっぷりハマっちまう(;´Д`)事実、かなり重度にハマりました。
もう、僕にはこれにしか見えないというストーリーがあります。が、客観性に乏しくこじつけにも程があると言われると思います。
それでも言わせてもらえば、ケンカばかりしてたかしゆかとのっちが、ほんの少し仲良くなる。という俺得な素晴らしすぎるストーリー。
ゆえに、抜群に最高傑作笑
腐るほど記事にしてますので、良ければそちらもご参考にしてください(;・∀・)