女の子が朝ごはんに何を食べたかつらつら言ってるだけ。
なのにとろけるような快感に漂えちゃう。
それが、Princeの”Starfish And Coffee”。初めて聴いたときからずっと大好きです。
シンシアの朝ごはん
女の子シンシアの朝ごはん。
それがまた、意味なんか考えずに音だけ聞いていても気持ちいいのです。
朝ごはん何食べた?と聞かれたシンシアが答えてみせる、コーラス部分の楽しさったら。
Starfishは訳すと「ヒトデ」だそうですけど、僕のイメージでは「星と海」。
coffeeは小さなマグに入れられた湯気の漂うお洒落なコーヒー。
年季の入った陶器に入れられたこゆいメープルシロップと色鮮やかなイチゴやブルーベリーのジャム。
みたいな感じに、心地よい音楽とリズミカルな歌に載せられて、イメージ豊かに広がる言葉が色とりどりに現れてくるのです。
なんてことない朝ごはんのお話に過ぎないのに、ちょっとしたファンタジックな小旅行体験記を聴いてるような気分にさせてくれちゃう。
思わず一緒に口ずさんでしまう、とても楽しい音楽体験です。
Starfish and Coffee
プリンス
1987/03/31 ¥250