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悲愴から世界を滅ぼす超展開/ 大森靖子の『死神』

創作やってる人たちへのリスペクトも多大に込められてるのでは…素晴らしく見事なことをやってのけた大森靖子の新曲『死神』。絶対に聴くべし。

行き場のない思いの行きついた先

ストーリー性がすごい。僕が感じた物語を一言で表すとすれば、

行き場のない辛い思いが蓄積して暴発してついには世界を滅ぼす

といういわゆる超展開に分類されるもの。

前半では、彼女が受けてきた凄惨な現実の描写があって、音楽はあくまでやさしく美しく、ピアノメインに進行していくのですが…

死神
大森靖子
2018/06/11 ¥250

死神として覚醒し、破壊と殺戮を繰り広げるという猛烈な展開からはストリングスと爆音ギターの世界へと突入。

目ん玉飛び出る超展開。

ここでのギター、最高すぎ。前作での弾き語りモードにはない激情がシビれます。

儚い旅情

それにしてもこの『死神』の魅力。決して展開力一辺倒ではありません。

奥行きがあります。

哀愁をかき立てるのが、死神へと変貌を遂げたというのに微妙に残った人間性に責め立てられるところ。

やり尽くしたか?って西陽が責めてくる

誰か審判をして

遥かに遠い彼方へと向かった先で、ふとした瞬間に思い出した故郷の記憶のような旅情があります。

注:一応の弁明

ちなみにですが、僕はこの曲を今朝の4:44に聴きました。

息子二人と妻を失うという恐ろしい夢を見て、眼が覚めたのです。

それでバクバク言う心臓を鎮めるべく、大森靖子の曲を何か聴こうと思って検索したら新曲が出ていたことを知りました。

みたいな流れですので、多分に主観が込められたレビューとなっていることを付記しておきます。

いずれにしろ、すごく好きです。この曲。

アルバムも楽しみ。

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