まだリリースもされていないというのに、既に『無限未来』が好き過ぎてたまりません。
『FLASH』との繋がり
マンガ『ちはやふる』の過激な部分だけを抽出してみせた『FLASH』。
極限まで切り詰められた一瞬に賭ける、まさに戦いの歌でした。激ヌルJ-POPワールドで浮きまくっていて、僕はPerfumeへの愛を新たにしたものです。
その続編に当たるといえる、今回リリース予定の『無限未来』。
あんなに激しくも光の速度に迫る勢いで時間の極限を見つめていた先に位置するこの曲で、「永遠」が歌われているということにまず僕は感動を抑えられませんでした。
らしいっちゃらしいんですけど、こんなに視野というか世界観をひっくり返されちゃうような体験はなかなか出来ません。
世界の滅亡を前に
もう一点、見逃せないのが、『無限未来』では滅び行く世界を目の当たりにしているような終末感が漂っていることです。
のっちがラジオで指摘していたように「さよなら」という言葉が何度か入ってきます。
どこか哀愁のある曲調も、始まりを予感させつつも、何かの終わる寂しさを感じさせます。
そして見逃せないのが、終盤突如現れる8-bitチューン。
あれって、なんか不吉です。
あとはジャケット。これ、文明を匂わすものがPerfumeのメンバー以外皆無で人類滅亡後みたいにも見れます。
こんな風に、この曲には無視出来ない「世界の終わり感」があると僕には思われます。
なのに、曲名が『無限未来』。
すっげぇカッコ良すぎる。
目の前で世界が滅んでいくさまを目撃しながらも、そこに永遠を見つめている。
のっちは『無限未来』は「さよなら」とか連発しているけども、希望に詰まっていると言っていました。
僕もその通りだと思います。
ここで重要なのは、その希望は、無邪気でよりどころのないような不安定なものではなく、絶望を前にしても消え去らないとても強固なものだということです。
Perfumeを追え
要するにセンスがぶっ飛んでるってことなのでしょうけど…
でも、なんでしょう。
このコンセプトに魅惑されたと同時にわき上がる、安らぎ。温かみ。
今年も僕の中ではPerfumeが最重要アーティストで間違いありません。