奇をてらうことなく、難しいことなしに身を委ねられる音楽が欲しい・・・!
そんな僕の前に現れたのが、平賀さち枝。イイ!
まっしろな気持ちで会いに行くだけ
9月20日に発売されたアルバム『まっしろな気持ちで会いに行くだけ』が、とってもとってもイイです。
ジャケがなんか「このあと滅茶苦茶・・・」みたいな性的なあざといデザインとなっていますが、中身はくそまじめで良い感じです。
というわけで、オーソドックスな感じのシンガーソングライター的音楽を堪能しましょう!!!!
・・・
ってわけにもいかない笑
歌詞が(^ー^;
この人は自分で曲も詩も書いているみたいなんですけど、歌詞が超独特です。
虹という曲をAppleに勧められて、ちょっと良いかもと思ったのがこの人にハマりだしたきっかけなので、気になって歌詞を拾いながら聴いてみると・・・
虹
平賀さち枝
2017/09/20 ¥250
サラッと聴いただけだと二階堂和美すら彷彿とさせるようなすごく印象深い曲なんですけど。
始まりはまだ分からなくもないし、繋がりも読み取れなくもない。
そこから急に言葉が加速するように増えていって、畳みかけるように繰り出されます。
そんな手法自体は、あふれる思いそのもののようですごく良いんですけど、肝心の中身がかなり意味不明w
っていうか、初見で意味拾える人いるんでしょうか?(^ー^;
このわからなさは逆に狙ってやってんじゃないかなってくらいに芸術的な不可解さ。
さち枝(´・ω・`)
そこで本人のブログを覗いてみると・・・
ツイッターで感想をかいて飛ばしてくれるこや、ホームページのメールフォームに感想をかいて送ってくれるこや、お手紙をかいてわたしてくれるこ。
言葉に宿ってる気持ちが伝わって来ます。
適当に手当たり次第言葉を送ってくる方と、誠実に伝えたくて送ってくださる方と、読めばすぐにわかります。
言葉の長さや言葉遣いという意味ではなくて。言葉にはどんな気持ちも宿ってしまうことを最近しみじみ感じます。
本当の意味でわたしの音楽を支えにしてくださっている方たちの言葉にいつもわたしも支えてもらっています。ありがとう。
情報源: キッチンについて / 平賀さち枝
なんかこれ・・・涙ふけよって誰かが言ってあげるべき記事に見えます。
「適当に手当たり次第」な、ひどい言葉を言われちゃったんでしょうね。
それで悔しくて、でも負けたくはないから前を向いて胸を張るべくこんな記事を書いたのかな、と思います。
結構必死wこの感じだと、あの歌詞は狙って意味不明にしているというのでは無さそうです。
割と本気に、良いものを作ろうと精一杯頑張った結果としての意味不明さっぽいです。
でも、そこが面白い。
バツグンの音楽センスにあのよく分からない歌詞と、決して強いわけではなさそうなメンタル。
ついでに言うと時代外れの「さち枝」って名前も良い感じにスパイスになってます。
ブログで前田敦子の声がいいと言っていましたが、古風な名前どうしのシンクロもあるんじゃないかと思います。
ホント、馬鹿にするつもりとか全然無く、この人の醸す空気はすごくイイと思います。
おかげで他の曲も急に親しみが感じられてきて、実際結構良いんですけどハマり中です。
恋の歌全般特に独特でイイですよ。まずは一曲目、『春の嵐』。
春の嵐
平賀さち枝
2017/09/20 ¥250
ほら、なんかすごく独特w
ニヤニヤせずには聴けません。さち枝さんのリズム、なんか、すっげえ好きっす。