爽やかな風を感じさせる、かしゆかの夏服で到来した今年の夏。
7月は台風が来たり急に蒸し暑くなったりと気候も落ち着かない日々でした。
そんな夏の不快感を、一気に吹き飛ばすような恋の歌や、むしろそんな夏と一体化するかのようにけだるく漂う怪しい曲など、素晴らしい出会いがたくさんありました。
12位『aru hikari』SHE’S
歌詞は平凡だし、曲調も予想通りの展開しか示さないものの・・・
スタンダードに良い、ということで、何故か無視できなかった曲です。
aru hikari
SHE’S
2017/06/21 ¥250
J-POP的に考えると、ムカつかせられるような部分が皆無というだけで価値があるということを改めて知った次第です(^ー^;
11位『Appreciation』Terror Jr
感謝の歌なんでしょうけど、ひたすら謝り続けているみたいなヘンに暗い空気が面白い。
中田さんっぽい低音もPerfumeファン的には気持ちいいところです。
Appreciation
Terror Jr
2017/06/02 ¥250
以前に出したアルバムとそっくりで看板燃やしちゃってるジャケも中々いじわるでナイス(^ー^;
10位『Call Me (feat. Mimi)』NEIKED
夏っぽい!!!
分かりやすい歌詞、トロピカルなサウンド、お約束だけど、やっぱりこういうのも流していたい。
Call Me (feat. Mimi)
NEIKED
2017/05/26 ¥250
そして何と言ってもこのジャケ。脱ぎ立てホカホカ感が漂ってます。
こりゃあジャケ買いもんでしょう!
9位『ムーンソング』[Alexandros]
SF小説「星を継ぐもの」テーマソングとして7月聴きまくりました。
ムーンソング
[Alexandros]
2016/11/09 ¥250
Perfume、サカナクションとともに今の日本を引っ張るトップランナー的地位を春〜初夏のフェスで占めていたというのも納得のハイパークオリティ炸裂。
圧倒的パワーにぶっ倒される快感が味わえます。
8位『Dull Life』Yeah Yeah Yeahs
Perfumeを好きになるよりもずっと前に好きだったバンドの、聞き逃していたアルバムを発掘したところぶっ飛びまくって感動した事例です。
中でもこれが至高。
Dull Life
ヤー・ヤー・ヤーズ
2009/03/06 ¥250
ギターが良い、なんて記事を以前書いたわけですが、ボーカルもドラムも超イイ。
加速感が凄くてどんどん突き進んでいく感じに激惚れ。
7位『nitro』sui sui duck
この静寂感が凄く良い。
柔らかなエレクトロサウンドのリフレインにバンドの音が絡む、というのが好きです。
nitro
sui sui duck
2017/07/05 ¥250
真ん中すぎから出しゃばりだすジャキジャキギターがもんのすっごく格好いい。
ところで、曲名にあるナイトロって爆弾のことでしょうか?だとすると、これは爆弾を輸送している人の歌?
とらえどころの無い不思議な歌詞世界もとても魅力です。
6位『New York』St. Vincent
まさかのギター無し?!で、愛嬌あふれる低音が心地良い。
New York
St. Vincent
2017/06/30 ¥200
喪失の歌のようですが、少しのおかしさを伴った美しい曲調が浮遊していく感じが気持ちいい、不思議に中毒性のある曲です。
前回のアルバムと全く空気を変えてきてますので、今後の動向も楽しみ。
5位『Love Galore (feat. Travis Scott)』SZA
格好良すぎてシビれる。
Love Galore (feat. Travis Scott)
SZA
2017/04/28 ¥250
これも、失った哀しみについての歌のようですが・・・微妙に移り変わって繰り出されていく言葉の語感が流れる流れる。
歌とラップの絡みも気持ち良く、たっぷり陶酔できます。
4位『Perfume – STORY(よこともRemix)』YOKOTOMO
たぶん、テキサスで初披露したライブバージョンの『STORY』を使ったリミックス。
大胆にもピアノ付きでド頭にサビを持ってくるという荒技で、冷酷無比で無機質な『STORY』を攻撃的な意志の物語に変えて魅せてます。
こういうのを聴くと、まだまだ『STORY』の研究は進んでいないな、と思います。
ところでこのリミックス、終わり方がクレイジーで最高です。
硬質な物語性が破壊されてしまいかねない、キュートな締め方となっていて『インドア系ならトラックメイカー』にものすごくナチュラルに繋がるような感じです(^ー^;
3位『Of Reality』NOT WONK
おお、これはクルーキッドレイン!?なけだるい空気感にまずは注目。
Of Reality
NOT WONK
2017/07/14 ¥250
からの、疾走していく感じ!しかもこれはなんとも爽やかです。
凶暴性と可愛さの共存みたいな、軽快さが魅力。
GREENMINDのダイナソーっぽくもある、夏にぴったりな曲だと思います。
2位『インスタントラブ』ハルカトミユキ
最高最高最高最高!!!!
インスタントラブ
ハルカトミユキ
2017/06/28 ¥250
狂気の『わらべうた』、男前炸裂の『近眼ゾンビ』など凄まじいクオリティのアルバム『溜息の断面図』にどハマりしたわけですが、最終的にはこの曲を一番聴きました。
見ろ、黒木渚。こうやって言葉は使うんだよ!って言いたいです。
下品な言葉なんてかけらも使わずに、見事にモロインスタントなラブを歌い上げています。
説教くささと自虐と、どちらにも偏らない歌詞、骨太サウンドをポップに載せてクールに歌う構成がホント好き。
甘えた2人を7月が取り残していく、ってところと、大人って言葉はき違えた子どもだから私たち二人、ってところが超イイ。
まさに7月にピッタリ、もちろんまだまだ聴きまくりです。
1位『Sorry, I Am Not』SHE TALKS SILENCE
超絶頭おかしい(^ー^;
意味不明なこれが1位ってのは正直自分でも意外・・・短いからかな(^ー^;
Sorry, I Am Not
SHE TALKS SILENCE
2017/07/05 ¥250
とにかく、どこをとってもヘン、違和感の塊でした。
高速ドラムとヘンテコギターがどんどんツボってきて、確かに聴きまくってました。
にしても、アルバムの他の曲は結構普通にカッコいいのとかもあったのに、なんでこれに(^ー^;
夏のせいってやつかな。