前田敦子主演の映画、クロユリ団地を見ました(^ー^)
この、怨念に満ちた怖い少年に友達認定食らうと死に至る的なお話でしたが・・・
(呪いのシステム的には構想不足で実は意外とショボいです)
前田敦子が背負う暗い過去と、そのせいで彼女が精神に異常を来して幻覚を見てしまうという設定はカメラワークの妙技(一人称視点を挟むことで幻覚と客観を混同させる)とともに見所となっていました。
ただ、なんか全体的にのどかというか、暢気な感じがあるせいで、せっかくの黒い設定が生かされていないのが非常に惜しかったです。
その原因となっているのが、要するにこの映画最大の弱点である霊媒師の素人感です。
途中、怨念の存在に気付いて頼りにした女性霊媒師が出て来ますが、もうなんというか全然ダメダメ。
儀式のために祭壇とか供物を用意するヒマがあったのなら、玄関に物理的バリケードくらい設置すべきだったでしょう。
後手後手に回った霊媒師さまは最終的には無残な死を迎えますが・・・よくこんなんで霊媒師として生きぬいて来れたな、という激ヌル具合。
前田敦子のイモ演技や強引な謎行動よりも、霊媒師のゴミっぷりが一番の問題だと僕は思いました。
是非とも、対抗勢力として登場させる霊媒師には、「クロユリね。ならば白百合の彼女たちを向かわせましょう」とか言って、白百合騎士団(AKBなんかメじゃないくらいの美女軍団で(^ー^;)を呼び寄せるくらいのことをして欲しかったです。
そして因縁の、数百年に及ぶクロユリVS白百合の抗争に終止符が打たれる・・・みたいな!
途中ですずらん兵団を出すのもアリだと思います。
当然、兵長はkjでしょうね。
Lily of da valley
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Dragon Ash ビクターエンタテインメント 2001-03-14