僕はこの結末に、壮絶な憤りを感じています。
ここ数日、僕は主にかしゆかの脚とこの『パンドラの少女』にハマりながら日々を過ごしていました。
イライラの原因は、エンディングにあります。
作者は相当人間を美しいものと思っているらしく、その美しさを極限まで描ききりました。
その結果、種としては敗北する結末を描くこととなってしまっています。
しかも相手は、菌類。
これはかなり腹立たしい結末です。
たかがキノコに、俺たちが負けるのか?しかも、人間が持った美学ゆえに・・・
もしかすると、これは大戦争の序曲なのかもしれません。
残された人間と、ハイブリッドとの最終決戦前夜のお話の可能性は残されています。
けれども『パンドラの少女』単体でみた場合、その内面の気高さ、美しさゆえに散っていった登場人物たちがあまりにも不憫です。
つまりは人間の描き方が上手くて愛着が湧いたということなんですけど。
作中で、科学者集団はあくまでもオフィオコルディセプスの生態研究、感染者の治療研究に専念しているようでしたけど、ひ弱なはずのこの生物を殲滅する研究に特化したグループも絶対にいるはずです。
キノコにしかない代謝経路を叩く化学兵器、天敵を遺伝子改変してさらに強力にした生物兵器が考えられます。
それとも、それらの攻防全てで我ら人間は敗北したのでしょうか?
そんなはずはない・・・と思いたいです。
このような愛すべき人たちの非業の死を前にして、僕は悔しさで一杯です。
ちくしょう。