ゴリラズの『Submission』がすごすぎてもう・・・なんですけど、Perfumeの『Magic of Love』も相当すごい。
Magic of Love
Perfume
2013/05/22 ¥250
Magic of Loveの概観
以前書いてみたことがありましたが、結構とっちらかった分かりにくい記事でした。
非公開: Perfume(´;ω;`)、でもMagic of Love(`・ω・´)
この記事で考えてたことをまとめると・・・
恋にMagicが必要だと思っている女の子がいて。
それでも結局Magicを使うことには踏み切れないで。
むしろMagicをかけて欲しいと願うばかりになるという歌。
恋の難しさ、面白さ、それを巡る女の子の可愛さみたいなのが表現された名作だと思います。
ちなみにこれは、曲としてのMagic of Loveのみでの考察です。
逆再生
ここに、PVも加えてみます。これがまた、すごく良くできたPVでして・・・
全カットキャプチャしたくなるくらい、すげえカットだらけという・・・
ぶっちゃけた話、Spring of LifeのPVは物語性の点でMagic of Loveを遥かに凌ぐものでしたが、芸術性の高いカットの多さで言えばMagic of Loveに軍配が上がります。
ってか、Magic of Loveに並ぶようなPVはPerfumeでもそんなにないと思います。
で。
そんな凄まじいPVの中でもとりわけ際立って目立っているのが、終盤に現れる逆再生シーンです。
ここで、Perfumeは通常の振り付けを、逆再生されたようにやってのけて、それを逆再生して元のダンスに戻すという壮大な無駄(^ー^;をやってます。
普通に見てたら違いが分かりにくいせいか、紙吹雪を飛ばして時間が逆行していることをしめしています。
画像では分かりにくいですが、ここでは紙吹雪が上昇しています。
逆再生の意図
このシーンはPerfumeが新手のダンスに挑んでみた的な扱いで批評されることが多く、この謎のチャレンジによってストーリー全体がどう変化しているのか、について語られることはあまりないと思います。
実際、ただヘンなことに挑戦してみただけなのかもしれません。
でもこういうところにこそ色々と妄想を膨らますのが楽しみというものです。
僕が考えたのは、これは時間の巻き戻しを意味しているということです。
つまり、時系列がここで逆転して冒頭より前の時点に戻るのです。
戻ってどうなったか?歌詞を見る限り、全然何も変わってません。
ただ、過去と今の間にちょっとしたイベントが挟まっていることが逆再生により明らかにされます。
のっち「いぇーい!」
逆再生のシーンのあと、時間が逆行して過去に戻ったと考えましたが、その後はまた時系列でストーリーは進行しているものと考えます。
すると、最後の間奏のところで、こんなシーンが映されます。
なんかすっごく楽しそうな三人、特にのっち。
そして。
かしゆかを守るように手をおくあ〜ちゃんに対する、のっちの充実感のある表情です。
もはやストーリーは明快でしょう。
Magic of Love真相
のっちはかしゆかに恋していた。
でも、かしゆかはツワモノだったので、のっちにはMagicが必要だった。ついでに言えば、Magicを使うこと自体は不可能ではなかった。
でもMagicを使っちゃったら、なんか微妙な気がして困惑して、なかなか使えなくて、それでのっちはやきもきしていた。
(逆再生)
のっちはかしゆかに恋していた・・・冒頭より以前から。
そして全く同じように悩んで困惑していた。
でも二人は、キューピッドあ〜ちゃんの助けもあって、実は付き合うところまで進んでいた。
のっちは幸せだった。
でもやっぱりかしゆかはツワモノで・・・のっちにはMagicが必要だった(^ー^;
以下、冒頭に戻りエンドレス。
恋が進もうと、成就しようと、恋の魔法を巡る困惑の日々はずっとずっと続いていく。
恋の魔法というよりは、恋自体が持っている魔力、みたいなのが実は密かなメインテーマだったりするのかもしれません。