去年もライブでやったそうで・・・
最近のLUNA SEAにあんまり興味のない僕ですが、Be Awakeだけはライブで聞きに行きたいです。
こんな、バカやってる曲ってなかなかないです。
一聴して、すぐにこの曲の歌詞が僕が日頃嫌悪してバカにしているJ-POP的匂いをぷんぷんさせていることにお気づきになるかもしれません。
歌い出しはわりと鬱陶しい・・・
しかも、この歌詞はその後「そうは言っても」的逆転があるわけではなく、このまんま突っ走ります。
というか・・・さらに加速します。
たぶんSUGIZOが絡んで、おちゃらけで歌詞を作っている気がします。
当時のSUGIZOはユースケサンタマリアに「スペーシー」などと言われたように宇宙好きでした(今どうかはちょっとわかりません)。
その影響が極端に出ているのが、宇宙的にってやつ。
最後の方では、「宇宙」と書いて「そら」と読ますというキラキラなことまでやっちゃってます。
ここまで悲惨な状況で、それでも僕がこの曲にものすごく惹き付けられるのは、曲全体で一貫してみんなバカやってるからです。
歌詞はくさいとはいえ、君は君で素晴らしい的説教ではなく、むしろ固定観念なんか全部捨て去れ的主張です。
歌詞が暢気で無邪気なら、イントロからのSUGIZOギターのお遊び感はもっと半端ないです。
キョイーンとかキュイーン的なのをSUGIZOはしょっちゅうやりますが、ここではぎょわぎょわぎょい〜んとさらに振り切れてます。
サビでの「まばゆいエナジー忘れないでいて」で聴ける、女の子が歌うポップスみたいなリズムの楽しさときたらどうでしょう?それをあのLUNA SEAがやってるんですよ??(^ー^;
途中彼方から聞こえてくるのはJさんの雄叫びでしょうか?
こんな風に、何もかもがバカみたいに吹っ切れた状態でなだれ込む終盤。
は、もはや恥ずかしさや笑いを飛び越えて、格好いいとしか言いようがないものです。
この曲はLUNA SEAの中ではLUNA SEAらしくない、異色の曲であるとは思います。
でも僕にとっては、これがLUNA SEAの極地で一番好きです。
ちなみに、アルバムLUNACYではこの次にKrushが絡んだSweetest coma againというめちゃくちゃ格好いい曲(数ある格好いい系の曲の中でも随一)が続きます。
アルバムLUNACYには捨て曲もありましたが、今でも全然聴ける優れたアルバムだと思います。