いやあ、これはマジで気が狂ってる。
超名曲です。
何がって、もうベースとギターでしょう。
J-POPの何がクソって、ベースの貧弱さだと思います・・・とかいって最近のJ-POP全然聴いてないので分かんないんですけど(^ー^;
Perfumeはこの曲に限らず、低音のパワフルさはそんじょぞこらの男子ベーシストを遥かに凌ぎます。
チョコディスはバレンタインに浮かれた女の子の曲でありながら、これでもかと主張するベースがまずウケる。
女子なめんじゃねーぞコラみたいな。
こんなに歌ってるベースが他にあるか?ってくらいに、実に楽しげです(ライブだとさらに激しくなっていてもはや鬼)。
そして地味にギターが格好いい。
Perfumeにはテクノポップという謎のキャッチコピーがありますが、チョコディスで聴けるUKバンドチックなギターときたらテクノなんていらねーよと言いたそうな勢いなんですけど、これがまた電子音楽と見事に美しく融合されています。
極めつけは、「チョコレイト・ディスコ」とひたすら歌いまくる終盤の怒濤のパート。
この、踊るためだけのパートにたっぷりと時間をかける配分はダンスミュージックでは普通でしょうけど、ポップミュージックとしては異例でしょう。
そしてここに加わる、あのぐいんぐいん来るPerfumeのダンスがさらに音楽を前のめりにさせるのでライブでは神タイム必至です。
みたいな、ほんと頭のおかしい、ヘンテコの極み(僕なりの最大級の賛辞です)なんですけど・・・
もはやバレンタインの定番ソングと化していて、お店でもテレビの特番でも、バレンタインときたらこれを流すってパターン既に出来ています。
ってことは、この変態の極みソングは、実はどんなありきたりな音楽よりも雄弁にバレンタインを語っているのだ、とも言えるのかもしれません。
この、アホなことやってるようでいてちゃっかり真相をすくい取る的なやり口はPerfumeの真骨頂だと思います。
そんな、すんごい1曲を、昨日Perfumeはバレンタイン配信イベントでライブしてくれました。
マジで嬉しいです。
GJ、Perfume!
追伸。
アルバム『GAME』収録です。アルバムでは、この曲の次にこれまた超ど名曲の『マカロニ』が配置されていて、この流れがまたたまらない。
チョコディス流れすぎててうざいなんてことがもしあったとしても、『マカロニ』と並べるとまた趣が変わってきておすすめです。