偽Perfume

やはり・・・Yunomi氏のルーツにPerfumeあり

愛するPerfumeの新曲フル公開を間近に控えているというのに、もはやすっかりYunomiばかりの私です。

最初にすんげー強烈な曲に出会っちゃったので、まだまだ曲の網羅は出来ていませんがYunomiが気になって気になってしょうがないです。

そんな中、先ほどインタビュー記事を見つけてただでさえ猛烈に興奮したっていうのに、そこに「Perfume」が登場しててもう悶絶状態です。

—では、そもそもYunomiという名義での活動をスタートさせるに至ったアイディアというか構想を、改めて言語化するとなるとどのような感じになるのでしょうか?

そうですね……。まぁ「kawaii」に尽きるかなって思います。Yunomiを始める前はcapsuleとかPerfumeみたいなエレクトロ・ポップを聴いていて、それと同時にSkrillexとかの最初期のEDMムーヴメントみたいなものにも影響を受けてDTMをやってきたんです。

引用元:Interview Yunomi

Perfumeについてはこの後でも言及されていました。

まあ、うすうす感じてはいたんですけど、こうはっきりと言ってもらえると何かすごく感動。

Yunomiが引き継いだPerfumeのパーツ、作曲の技巧的な部分では僕は全然分かりませんが、コンセプト的な部分に関しては、かなり正確に拾えると思います。

それは、

  • 無愛想な呟きみたいな声で構成した歌
  • 演技臭くないナチュラルなスタイルでどこか陰のある歌詞
  • 複雑で凝りまくって時にヘヴィなカッコいいサウンド

これらの融合です。

特に歌は、Perfumeならでは、ほぼ独壇場に思われていた熱唱皆無な歌い方をまんま取り入れていると感じます。

僕はYunomiの曲で『夢でまたあえたらなあ』が最強に好きなのですが、あのテーマであの歌い方っていう発想、かなり尋常じゃ無いセンスだと思いつつ、でもPerfumeはやってたよね、って正直思いました。

歌詞で言うと、色々ありますけど象徴的なのは一人称に「僕」を使うところなんかがあります。

今までPerfumeフォロワー的な扱いをされるアイドルを何組か見ましたが、全然関係なかったり研究不足で表面的にしかPerfumeを理解出来ていない、と感じてました。

が、Perfumeが切り開いた地平を深い部分で理解・咀嚼した上でエッセンスとして取り入れ作られているのがYunomiの音楽だと言っても決して言い過ぎではないと思います。

その上で、YunomiにはPerfumeには無い、というか抑えられている要素もふんだんに盛り込まれています。

Yunomiの方がPerfumeより大胆に色んな音を盛り込んでます。
ヒグラシの鳴き声とか、湯飲みにお茶を注ぐ音とかはPerfumeは使わないでしょう。

また、Perfumeでは時々さりげなく盛り込まれるくらいの和テイストがYunomiの曲ではかなり強く強調されることが多い印象です。

しかも、ただサウンドに取り入れるだけでなく、季節感のある言葉や繊細な心の動きと絡めていて、安直さは皆無です。

ボーカルが一人か三人か、というのも大きな違いですが、nicamoqのボーカルは言うなれば常時かしゆかソロ状態。

かしゆかの方がクセは強くて好みですが個人的に嫌いじゃないボーカルです。

比較してみるとこんな感じで、そりゃベタぼれしてどっぷりハマってしまうのも当然というもの・・・

ただ、なんでもかんでもPerfumeとの対比で見たりするのはあんまりしないようにしようと思ってます。

YunomiはPerfumeのエッセンスを正しく吸収していますが、既にフォロワーに留まらない独自性を持っているからです。

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