僕は基本的に他人の恋愛話を聞いて、羨ましいと思ったり感動することはほとんどありません。
むしろ、冷めた感じになってしまうことが多いです。これは実話に限らず創作に対してもそうです。
そんな僕でも感動
そうした空気は、僕が結婚定番ソングにいちゃもん付けてたり、同性愛こそ純愛なんて言っていることなんかからも察していただけると思います。
そんな僕でも、ついこないだ他人様の恋愛にとても感動してしまいました。 読売のこんな記事です。
がんは愛に弱い…末期だった妻、夫と夢マラソン
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110208-OYT1T00252.htm(リンク切れ)
09年1月に末期がんと宣告された女性の記事です。
彼女には恋人がいたようで、がん宣告の後に結婚したことが記事が分かります。
その経緯が以下のような箇所から伺えます。
これが愛じゃ無いなら何が愛か分からない!
家族の前では毅然(きぜん)としていたが、当時、交際していた浩太さんから「みどりの体は僕の体でもある。一緒に乗り越えよう」と言われ、初めて涙を流した。
抗がん剤による治療を続ける一方、「病気だからこそ夢を持ち、できることをとことんやろう」と、1000個の夢を書き込む「夢ノート」を作った。おしゃれな店で食事する、旅行に行く……とつづった。
同年4月には「結婚しよう」という浩太さんの申し出を受け、泉さんの意志で婚姻届は出さずに、泉さんの誕生日に市内のホテルで結婚式を挙げた。
同年7月頃には症状が改善を見せ、2度目の手術で胃の3分の2を摘出。泉さんは、「結婚」を説得し続ける浩太さんの思いを受け入れられるようになり、10年4月に婚姻届を出した。
この記事の一番のニュースなポイントは、深刻ながんにかかっても生き延びて夢を実現しているということなのでしょう。
でも、僕はむしろ二人の絆の深さ、お互いが真剣にお互いに向き合う様子に一番感動しました。
特に、
泉さんの意志で婚姻届は出さずに
のところには、苦渋の選択が読み取れます。
きっと泉さんは、彼氏が全て受け入れた上で結婚を申し出たことを分かっていたはずです。
でもそれでも、婚姻届を出さなかったのは先にこの世を旅立つ可能性の高い自分が、より長く生きるであろう彼を束縛したくなかったからなのではないでしょうか‥
その後二人は無事婚姻届を出したということですが、この具体的には語られていない変化に僕は思いを馳せずにはいられません。
祝福
一心不乱に想いをぶつけ合うのも、ある意味恋愛の醍醐味の一つかもしれません。
でもこの二人のように、真剣にお互いの将来を考えて未来を決めようとする、そんな姿にも僕は深く強い繋がりを感じるのです。
こんな恋なんて、なかなかできるものではない気がします。
他人の恋愛を見て羨ましいと感じたのはとても久し振りです(^-^)
すごく清々しくて楽しい気分になりますよね!是非これからもお幸せに!!
愛をこめて花束を
Superfly
2001/10/24 ¥150