『トラベリング』は元ネタがあるらしく・・・
北東線の風
『トラベリング』の歌詞はすごく好きな言葉がたくさんあって、「北東線の風」もその一つです。
ところで、この「北東線」というのは一風変わった表現だと思います。
特に「線」。
北東線って「北東」と同じで方角のことを言っているだけなのか、せいぜいそこに彩りを加えるだけの修飾なのか、これが付くことで意味合いが変わるのか僕は知りません。
Google先生に聞いてもシンガポールの電車とこの曲の歌詞がひっかかってしまうだけです。
「北東の風」ではなくてわざわざ「北東線の風」と言っているからには、そこに何らかの理由があるはず・・・と思って考えていたら意外なところから真相とおぼしきものが判明しました。
おいしくなあれ♪
『トラベリング』には元ネタがあるそうです。
キョドっている僕たちの前に、カラフルな髪の毛のセクシーなメイドさんがやってきて一言、オムライスにケチャップをかけながらこう言った。
「おいしくなあれ、もえもえキュン。」
家までの帰り道、あの言葉が脳裏に焼き付いて離れなかった。
いつの間にか歩きながら僕はあの言葉にメロディをつけて歌っていた。
「おいしくなあれ♪もえもえキュン♪おいしくなあれ♪もえもえキュン♪」
帰宅後、無理くり歌詞をつけ直して、晴れて『トラベリング』は完成した!イェーイ!
情報源:KEYTALK ジョニー義勝の「ニッポン留学記!」【第1回】
この「おいしくなあれ」がどの箇所に相当するかは記事に書かれていません。
でも普通に考えたらサビのメインに相当するはずです。
で、当てはめてみるとサビ頭「北東線の風」が該当しちゃうような・・・
音韻的にもエピソード的にもここが一番しっくりくるように思います。
となると、北東線が北東線でなければならない理由は、元ネタに「無理くり」合わせて歌詞を作ったからという可能性があるかと思います。
もはや「おいしくなあれ」がちらついてしまって、別種の空気をまといはじめる『トラベリング』。
文学的な動機を求めていた僕を軽くぶっ飛ばしてくれたこの元ネタエピソード、最高に面白い(^ー^)
こういうことをされるのは、全然悪い気がしない、むしろ気持ちいい(^-^)
トラベリング
KEYTALK
2010/07/07 ¥250