うーん…見れば見るほど、2015紅白のPerfume『Pick Me Up』は意味がわからん!
STORYの二番煎じ
2014の『Cling Cling』はドローンを使った演出で、これは紅白1回限りのスペシャルな演出でした。
怪しげな雰囲気は曲のイメージを膨らませてくれましたし、一発勝負な緊張感をメンバーにも強いたようで大成功と言って良いと思います。
それにひきかえ、今回の『Pick Me Up』で使われた演出、映像とCGのシンクロというのは春に『STORY』でやったものの二番煎じ。
いや、何番煎じだろうと構わないのですが・・・
そこに必然性はあったか
曲目が『Pick Me Up』だと分かって驚きを感じたファンは少なくなかったと思います。
これで来たか、と。
今回はもう文句なしに『STAR TRAIN』でしょ、と思ってました。
それだけにスペシャルな演出がされるのではないかと期待していたのですが・・・
『Pick Me Up』で現実と仮想世界をシンクロさせる必然性がどれだけあったのでしょうか?
『エレクトロ・ワールド』でこれをやるのならまだ分かります。
「地面が震えて砕けた」のところでステージをCGとシンクロさせて崩壊させてみたりしたら、結構感動すると思いますし、まして初めて「エレクトロ・ワールド」を聴いた人なんてすぐにCD屋にかけこみそうです。
あるいは、『ワンルーム・ディスコ』の絶望の中光が満ち溢れる光景で、CGでメンバーを光に包み混んでしまうなんてのも面白いと思います。
でも『Pick Me Up』でCGとシンクロさせる必要性がどこにあったのか僕には今のところ分かりません。
閉店後の新宿伊勢丹に迷い込むというPVストーリーがあるにはありますが、よりによって短縮されたバージョンでそれを連想するには無理があります。
フルバージョンであれば周囲にいたはずの大勢の人たちがマネキンと化すような、そんな演出であるのなら歌の世界が見ている人に分かりやすくなったかも知れません。
いずれにしろ、数回見てみてもあの短縮バージョンの『Pick Me Up』であの演出というのは意味が分からない状態です。
もっと顔が見たい
いや、そもそも演出に必然性になんてなくったって構わない、そんな意見もあると思います。
技術力の誇示というのも一つのコンセプトとしてはありでしょう。
しかしそれならば、もっとPerfumeのメンバー三人を引き立てて欲しかったと個人的には思います。
もっと、ドアップを増やして欲しかった(^ー^;
例えば『edge』のドアップって超かっこよくないですか?
画像はあ〜ちゃんですが、このときかしゆかのっちも自分の顔のドアップの前で踊ってました。
超カッコいい!
こういうのをやってくれてたら、演出としての必然性なんて皆無だったとしても全然印象は違いました。
そもそもの話
そして最後に言いたいのは、やっぱり『STAR TRAIN』が良かったんじゃないかってことです(^ー^;
最強じゃないっすかあの曲。
あれなら何やったってそんなに気になることも無かった気が。
あんな無敵の一曲がありながら、あえてやらないでおくほどのものをどうしても期待してました。