マジで超すげえ小説に出会ってしまいました(^ー^;
衝撃の一文目
まだ数十ページしか読んでないんですけど、「百年の孤独」は一文目から勝負をかけてくる小説です。
長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになったとき、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思い出したに違いない。
え?
なんですか、これ。
超すごくないですか?!
ゾルディック家のお父さん並みに、心臓じかにわしづかみでしょ?!
長い一文ですが息をつく一瞬も与えずに一気に読ませる吸引力と、ここからとてつもない物語が始まりそうな予感の満ちあふれ具合が凄すぎます。
こんなことが出来てしまうのですから、僕らは小説を読むということを人生の中心に据えなくてはならないのでしょう!
そしてこう言う出会いの無い可哀想な人が、「アルケミスト」だとかの下らない自己啓発本に堕落していくのでしょう。
銃殺隊の前に立つはめ、というのも緊張感高まるすごい場面設定ですが、そこに輪を掛けてワクワクが高まるのが、
初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後
なんだこの威力バツグンの光景。
あまりに強烈過ぎてこの「氷の記憶」が語られる22ページについてはもう本当に文字通りの一気読み。
400ページ以上ある大著なのですが、その勢いそのままにどっぷりと激ハマり中です(^ー^)