ある日我が子が力強く、頼もしく、とても嬉しそうにこう叫びました。
「実体!」
30過ぎのおっさんである僕にはまだ捉えられていない概念をこんなにも自信たっぷりに言われると、まるで全てを悟り理解しているかのような錯覚を覚えました。
翌日、妻からラインが送られてきて、また「実体!」と叫んでるよ、とのことでした。
その日の退社時。
「実体」の意味が分かった、と妻からラインが来てました。
そこにはムービーが付けられていて、息子はメロン型のアイスのフタを、容器に綺麗にはめて見せてました。
と同時にニコニコして嬉しそうに叫んだのです。
「じったぃ!」
続けて妻の声。
「うん、「できた」ね!」
嬉しそうに笑う息子は再度叫びました。
「じったぃ!」
“できた”・・・
確かに、「できた」と「じったぃ」は、似ていなくもない・・・
最後の「ぃ」は、勢いで付いてきちゃったみたいな感じでこれがまたカワイイ。