喫煙所にたむろしてるおっちゃんたちが、仲間内の小柄なおっちゃんをこう呼びました。
「ツムラの54番」
その言い方にはどこか嘲笑するような響きがあって、言われた方のおっちゃんもうつむいて屈辱をかみしめているかのようでした。
ツムラの54番?
それは漢方薬の抑肝散。
子どもの夜泣きに処方されたことがありましたが、おっちゃんたちは「夜泣き」の意味では使っていないはず。
恐らくは、抑肝散に適応のある別の疾患・・・そう、高齢になるほどリスクが上がる「認知症」こそが、このタチの悪い蔑称の意味なのでしょう。
こんな呼び名を思いつくような人間には、使える薬もあるまい。
品性は 金では買えないよ
HUNTER×HUNTERのクラピカより