10月末に発売予定のPerfumeNEWシングル「STAR TRAIN」。初回版に収録予定の「イミテーションワールド」、今更ですがこの曲を「カウンターアトラクション」と分離して良いのかが最近の僕の悩みです。
そんなわけで今日は、話題の「イミテーションワールド」についてたくさん語ります(^ー^)
ションションション初公開の日
僕はP.T.A.検定落第組ですのでそんなにPerfume情報に精通しているわけではないことを断った上で。
「イミテーションワールド」の初出は複数のネット情報に依れば2004年12月にあったワンマンライブ。
インディーズ三枚目のシングル「ビタミンドロップ」が9月にリリースされた年の年末で、なんとジェニーにおけるコールがメンバー主導で始まった瞬間のライブだったようです(かしゆかのコールが「かーしゆか!」だったという証言あり)。
それにしても「かーしゆか!」って言い難い…。(爆)
情報源: 『Perfume「~Play a trick on You!!~Dreamy☆world」』 – しきもうの遠征日記
このとき、後にションションションメドレーと呼ばれるようになる「カウンターアトラクション」「ファンデーション」さらには今もライブの定番となっている「Perfume」とともに新曲としてライブ披露されたそうです。
というわけで「イミテーションワールド」は、実に10年以上の歳月をかけてのCD音源化ということのようです。
取り残された二曲
Perfumeがメジャーデビュー後リリースしたシングルでは、カップリングとして順番に一曲ずつこのときの新曲がCD音源となっています。
2005年9月のメジャーファーストシングル「リニアモーターガール」に「ファンデーション」、2006年1月のメジャーセカンド「コンピューターシティ」に「Perfume」が収録されています。
が、続くシングル「エレクトロワールド」には「イミテーションワールド」でも「カウンターアトラクション」でもない「wonder2」が収録されています。
当時の2chPerfumeスレではワールド繋がりでか、イミテーションワールドがカップリングに入るだろうなんて予想もされていました。
「wonder2」は今でもライブで歌われる超名曲です。
そしてちょうどこの頃作詞が木の子から中田ヤスタカに切り替わっています。
「wonder2」は木の子によると初の中田さん作詞曲とのことですから、優先的にCDに入れられたのかもしれません。
こうして取り残されたションション二曲は続いてリリースされたアルバムがベストアルバムという構成だったためか収録されずじまいになりました。
メドレー化は2006年?
「イミテーションワールド」が「カウンターアトラクション」などとともに初めてライブに登場した2004年が明けて2005年、Perfumeは9月にメジャーデビューを果たす前に数多くのライブをこなします。
けれども「イミテーションワールド」と「カウンターアトラクション」はなかなかリストに上がらなかったようで、次にリストにのったのはたぶん7月です。
このときはじめて「ションションメドレー」として歌われた、と「Perfumism」の「Perfume年表」には記載されていますが・・・
このときのライブ、Perfumeのメジャーデビューが発表されたとのことで割とセットリストやライブレポが記録されたブログ記事が見つけられます。
で、それらを参考にすると確かにこのライブで「イミテーションワールド」と「カウンターアトラクション」どちらもやっているものの、間に数曲挟んでいるばかりかMCも挟まれているので、たぶんまだメドレーにはなっていなかったのではないかと思われます。
5.イミテーションワールド
(MC2)
6.引力 (グラインダーマンによるパフォーマンス)
7.モノクロームエフェクト
(MC3)
8.カウンターアトラクション
情報源: Keep one’s fingers crossed: Perfume 『 Play a trick on YOU!! ~エレクトリカル♪girls~』
その後、例のアキハバラブなんてことをしつつ(^ー^;
情報源: アキバで打ち水イベント「うち水っ娘大集合! in AKIBA 2005」開催
その後しばらくはアキハバラブと並行してメジャーデビューシングルとなった「リニア」とリニアのカップリングで既に定番となっていた「コンピュータードライビング」をメインにライブを行っていてなかなか「ションション」は披露されなかったようです。
確認出来た次の機会は年末の原宿アストロホールでやった主催イベント。
07 イミテーションワールド
08 カウンターアトラクション
09 ファンデーション
情報源: 「PerfumeのPOPPokeP!!!!!-ないと」 Live Information 《Perfume Archive》 : syncopation!
そして広島でやったクリスマスライブ。
12月24日(土) 13:45 アルパーク東棟2階東広場「Perfume」クリスマススペシャルライブ
モノクロームエフェクト
イミテーションワールド
カウンターアトラクション
ファンデーション
スウィートドーナッツ
いずれのライブでも曲順が「ションションション」になっていてメドレーを匂わせます(^ー^)
が、メドレーだったかどうかは確認できず・・・
翌2006年には1月にコンピューターシティのリリースがあり、Perfumeはこの年も精力的にライブをしています。
そしてこの時期のライブのセトリを見ていると、この年前半はかなり「イミテーションワールド」を「カウンターアトラクション」「ファンデーション」とセットでやっていたようです。
「エレワ」とベストアルバムを挟んで2006年後半のライブでは、ションション及びションションションはメドレー化されていました。
5.イミテーションワールド
6.カウンターアトラクション
7.ファンデーション
(通称:ションションションメドレー)
情報源: LIVE RING vol.1「ハレンチ☆パンチ loves Perffume」 | どうする~アリフル~
ファンサーヴィス[bitter]には「ションション」が収録されています(現状では唯一の公式音源)。
よって、早ければ2005年の年末、遅くとも2006年のどこかで「ションション」はメドレー化されてメドレーでやるのが定番化したのではないかと思います。
個人的にはCD化のタイミングを逃してしまった「エレワ」〜「コンプリートベスト」のリリース前後にメドレー化されたのが可能性としては高い気がします。
既にCD化されていた「ファンデーション」もセットにしたのは、Perfumeなりの「せっかくだから」の精神だったのではないかと思います。
ションションは分離できるか?
そんなわけで、「ションションション」はともかく、「ションション」のメドレー化には多分に大人の事情的な要素も絡んでいたのではないかと思います。
しかし、強運を持ち合わせるPerfume、この「ションション」は結果的には「イミテーションワールド」及び「カウンターアトラクション」双方の可能性を引き出す最強のカップリングとなったと思います。
上記DVDに収録されている「ションション」は恐ろしく格好いい。
他の曲も含められたメドレーの一部なのですが、異彩を放つ「ションション」が一番格好いいと思います。
ネット上では分離されたそれぞれの曲を聴くことが出来ますが、少なくともbitterにおけるメドレー中の「イミテーションワールド」はかなりアレンジが加えられています。
一方「カウンターアトラクション」はほとんど改変なしに思われます。
分離された「イミテーションワールド」として有名な動画もあります。
まず聴いてすぐ気付くのが、「イミテーションワールド」にはちょっとしたイントロ部分があるということです。
また、メドレーだと一番が終わったところでさっさと「カウンターアトラクション」に移りますが、実は2番があることが分かります。
この動画は2007年の年末ライブではないか?とコメントされています。
確かに2007年の年末、「ポリリズム」で幕を開けたライブで「イミテーションワールド」はフルで歌われたようですのでその可能性はありますが・・・
ライブのクオリティがbitterより幾分劣るので、僕はbitter収録の2006年年末以前なのではないかと思います。
bitterにおける、いきなり始まる短縮バージョンはフルバージョンの可愛らしいイントロよりずっと迫力があって洒落ています。
「ワンルーム・ディスコ」並みに強烈な印象を残すイントロです。
そしてさっさと「カウンターアトラクション」に繋げられるところもあまりにスムーズなため、二番に流れるフルバージョンの方がむしろ流れがよどんでいるように感じられます。
まるで、腕を失ったミロのヴィーナスの如く、2番を失った不完全なはずの姿の方が、より完璧に思われるのです。
そんなわけで僕はほんの少し不安です(^ー^;
「イミテーションワールド」の貴重な歌詞はフルで知りたい。
でも、曲的にはフルよりも1番だけで切り上げて「カウンターアトラクション」に繋げてしまった方が格好いいんじゃないかと・・・
まあ、気まぐれな中田さんのことですから、全く原型をとどめていない別物と化してリリースされる可能性も皆無ではないとは思いますが(^ー^;