こないだの日曜、Perfumeのかしゆかソロ出演のラジオ番組がありました。
黒ビキニの閃光
ちょくちょく名前を目にする、お友達の梢さんの番組に招かれての出演でした。
もっとも、梢といっても草薙剛のドラマに出てきたクールでお金持ちの梢さんではなく。
モデルをやっていて、千代の富士の娘さんの方の梢さんです。
この梢さんといえば、かしゆかファンとしては黒ビキニとして認識されているに違いありません。
何もこの梢さん自身が黒ビキニを着ていたというわけではなく。
かしゆかが、梢さんと一緒にハワイに行ったときに黒ビキニだったという、のっちか誰かのタレコミがあったからです。
かしゆかファンというのは、基本的に紳士の集いです。
ですから、梢さんのラジオ番組にかしゆかがソロ出演するとの知らせに対して、「なるほどこれは一興」「かしゆかの声が聞けるなら、是非」と落ち着いた反応をしたことと思います。
が、たぶん。恐らくは。
黒ビキニがちらついてちらついてしかたなかったなんて人も、僕一人ではありますまい。
緑の蝶
そしてはじまったラジオ。
なかなか登場しないかしゆか(^ー^;
ところで、髪型以外は真逆と言って良いほど顔つきの違う梢さんとかしゆか。
僕は当然、人なつこく親しみやすいかしゆか顔を好むわけで、いかつく鋭い梢さんには恐れおののいていました。
しかし、かしゆかが登場するまで一人で喋る梢さんは穏やかに落ち着いていて案外怖くなくて、むしろそのマッタリしたムードにはかしゆか的なものがある気がして、この二人が波長が合うことも実は意外じゃないのかも、なんて思いました。
そしてかしゆか登場。
今日の(僕の脳内)出ばやしは、ラクリマクリスティーのWith youでした。
そして夜の光の中で緑の蝶に囲まれたかしゆかはゆらりと現れ、にっこりと微笑んだのです。
かわいい。
そっと会釈
Perfume結成当時はのっちが居なかったこと、のっちの前にいた子の名前も「ゆか」だったことを教えてくれました。
「ゆか」がもう一人いたから、区別の関係でかしゆかはかしゆかとなったのかと思うと、今はもういないその子が一時的とはいえPerfume(当時はひらがなだったことと思います)に在籍した意義は非常に大きいといえます。
僕はそこで、どこかにいるであろうもう一人の「ゆか」さんの方向に向かってそっと会釈しました。
泣ける東京
そして話題はPerfumeから、梢さんの番組の趣旨である「東京」へ。
梢さんに、東京ってどんなところ?と聞かれたかしゆかの回答は、なかなかの旅情に満ちていました。
「なんでもあるけど、自分で動かないと何も得られないところ」
得ることだけでなく、得られないことも味わったのでしょう。
実に奥ゆかしい、かしゆからしい言い方です。
地方から東京に出てきた人間が味わうであろう夢や希望、挫折、悲しみ。
そしてそれを乗り越えた地平から過去を見返すときにも、かしゆかは上から見下ろすのではなくて、同じ目線で慈しみを以て見つめているかのようです。
都会の光に包まれる孤独を歌う、ワンルームディスコの旅情が思い出されます。
あれは、このような女性に歌われてこその旅情だったのだと思いました。
Perfumeにとっての地元は広島に違いないでしょうが、是非ともいつか、「泣ける東京」というタイトルで、東京に出てきた若者達の旅情をかしゆかに収めてもらえたら、僕はとても幸せです。
まとめ
みじかい時間でしたが、このようにかしゆかとの時間は気持ちの良い、そしてちょっと切ない気分もちらつくようなものでした。
てか、黒ビキニの話は皆無・・・
いいのです。
話題にされようものなら、たいへんなことになって僕の風邪も余計長引く羽目になっていたことでしょうから。