偽Perfume

30過ぎて身だしなみに気を使い出した僕の惨劇(´;ω;`)

先週の木曜の晩、僕は負傷しました。カミソリで左手人差し指第2関節の外側をザックリいってしまったのです。

妻任せの身だしなみ

妻と結婚する前の付き合った当初のことです。
「眉毛とかって、あんまり気にしてない感じ?」と聞かれました。

そしてそれ以来、僕の眉毛は妻によって整えられるようになり今に至ります(^-^;

学生時代はそれでも良かったのですが就職してからは時間帯が合いにくくなり「そろそろ自分でやれば?」と言われるようになりました。

100均でゲットしたカミソリ

妻が眉毛をいじってくれるときに使うのは鋏とカミソリです。

最近、カミソリの切れ味が悪くなって買い換えたいと言っていました。
そこで僕は100均で購入したのですが、これがガードなしの超危険な代物だったのです。

参照:ガードありのカミソリ

フェザーカミソリメディカル製品 剃毛用、はさみ関連.

しかも100円で3本くらい入っていました。
これを、木曜の晩に風呂場に持ち込んだのが悲劇のはじまりでした。

サクッ

その日僕は遅めのシャワーでした。
寝室では妻が夢うつつに半分寝かかっていました。

浴室に入った僕は、とりあえずシャワーを出して冷えた室内を温めました。

そして鏡を見ながら、ぼーぼーに生えた無駄な眉毛をカミソリで剃り落として鏡を見ました。

ふと、襟足もぼーぼーになっていることに気が付きました。

そこで僕は、そのカミソリで処理出来るだろうと思い込んで、ついでにやってしまおうと思いました。

で、カミソリを持った手をブワッと持ち上げた瞬間。

サクッ

って音が聞こえました。
神経の大分奥底に響く音でした。

聞こえた瞬間、やっちまった、と思いました。

見ると案の上、左手人差し指の第2関節外側を、指の向きに沿って1センチ程切ってしまっていました。

どばっと血が溢れて浴室の床に広がりました。

ちくしょう、と思いながらも僕はとりあえずシャンプーするか、なんて呑気なことを考えていましたが、何はともあれ止血だろう、と患部を押さえつけました。

押さえつける指の脇から血がどくどくとあふれました。

人差し指の切り傷ごとき、大した出血になるはずがない。
僕はそう自分に言い聞かせました。

けれども流れ続ける血を見ているうちに、頭がクラクラしてきて、その場に倒れそうになりました。

まずい、と思ってひとまずはその場に座りました。

シャワーは流れ続けていましたが、寒気が強まり僕は震えました。

救援

たぶんなんとかなる、という自信はあったものの、万が一の可能性も否定しきれず不安に揺らいだ僕は、即座に妻を呼びました。

眠そうだったし、もう寝ているかもしれない。
仮に起きていても風呂からの呼びかけにまともに応じてくれるかもわからない。

でも、妻はすぐに来てくれました。
不審な表情で現れたものの「手を切ってしまった」と伝えた瞬間、すぐにシャワーを止めてありったけのバスタオルをぶっ込んで僕を温めてくれました。

そしてガーゼを持ってきてくれました。
僕は指で押さえていた傷口を、折ったガーゼで圧迫することにしました。

なるべく患部を心臓より高く保つようにしていました。

そうしている間にも妻はバスタオルで僕の身体を拭いてくれました。

猛烈な寒気に襲われていた僕はそのおかげで温かさを取り戻せました。

僕は徐々に冷静になれたので、ガーゼをもっと多めに、包帯、サージカルテープとゲンタシン軟膏も持ってきてほしいとお願いしました。

応急処置プラン

すぐにそれらを持ってきてくれた妻に、これからの対応の流れを提案しました。

圧迫をもう10分ほど続けて(計30分くらい)、一度傷口の様子を確認します。

圧迫を解けば出血が再開する可能性もあります。

でもそれには怯まずに、新しく折りたたんだガーゼ(傷口に当たる部分にゲンタシン軟膏を塗布しておきます)で圧迫し直します。
そしてそのガーゼを患部に押しつけたまま、サージカルテープで固定します。

固定したガーゼの上から包帯を何重にも巻いて軽いギプスみたいな状態にします。

そしてこれを、またサージカルテープで固定します。

このとき、指の先端は見えるようにしておきます。

固定がキツすぎてチアノーゼみたいになってしまった場合すぐに確認出来るようにするためです。

そこまで出来たら、今日できることは終了です。
一日圧迫を続けて明日外してみて、出血が止まっていたら圧迫は終了です。

傷パワーパッドでも貼って、防水テープでも巻いておけばお風呂にも普通に入れることでしょう。

ここまでを妻に話して、了解を得ました。

役だった経験

ちなみにこの計画は、去年か一昨年に経験した同様の傷治療に基づいています。

アンプルに入った試薬を使う必要があったために、素手でアンプルカットを試みたところ弱気だったのが災いしてかアンプルが汚く割れて、生成した破片でザックリやってしまいました。

そのときは後輩が圧迫をやってくれて、止血してから保健室で上で述べたような対応をしてもらいました。

ちなみに学校の中で起きたことだったので保険が下りて数千円もらいました(^-^;

ところでそのとき後輩はとても恐ろしいことを教えてくれました。

昔々、ガラスを手でたたき割ったときに破片で手に大けがをしたことがあったそうです。
ガラスを手でたたき割るなんて相当バイオレンスな人な感じですが、マジメそうな人でした(^-^;

で、病院に行って治療をしたのですが、手の指は麻酔が効きにくいらしくて、ガラスの破片を取り出す作業は本当に生き地獄だった、と教えてくれたのです。

破片を残してしまうと、後々そこが猛烈に痛むから結局取り出すための処置が必要なので、いずれにしろ悶絶の激痛地獄は避けられないようです。

僕の場合は、保健室で指を押されたり患部を看護師の目の前で洗うよう指示されたりして痛苦しい体験はしたものの、ガラスの破片は入っていないと判断されたため割とすぐに解放されました。

でも、指のケガは恐ろしいという認識は持つようになりました。

止まらぬ目眩

今回はカミソリでザックリな傷ですので、ガラスの破片の心配はありませんし、風呂場でのことなので感染の危険もそこまで高くはなかったと思います。

それでも、久しぶりに見た自分の血と、指の傷は恐ろしいという記憶によってでしょうか。

僕は目眩を抑えられませんでした。
時々呼吸が乱れて、気が遠くなりそうでした。

妻が居なかったら、確実にぶっ倒れてしまっていたと思います。

僕は妻に励まされ何とか自分を保ち、そして次の対応に移れるようにガーゼにゲンタシンを塗っておいてもらいました。

ガーゼで直接患部を圧迫するとガーゼが傷口にくっついてしまう可能性があります。

くっついてしまうと取る時痛いですよね(^-^;

なのでその予防に、軟膏を塗ってくっつかないようにしておこうというアイディアです。

出血、ストップ

時間が来たのでガーゼを外して見ると、全然血は出てきませんでした。

傷口はよく分からないくらいにふさがっていて、でも傷口らしき場所の周辺は青たんみたいにあざになっていました。

そして思ったより傷の幅は狭かったのが意外でした。

1.5-2cmくらい行ったと思っていたのですが、実際は1cmあるか無いかくらい。

それで当初の予定通り、軟膏を塗布したガーゼで圧迫して包帯ぐるぐる巻きにしました。

テープで固定するときに患部に激痛がなんどか走ったものの、そのたびに僕は深呼吸をして乗り切りました。

下痢(^-^;

ここまで来れば一安心・・・と思って服を着て浴室から出たのですが・・・

猛烈な腹痛が襲ってきました。

あれだけ迅速に寒さ対策をしてもらったのにも関わらず、下痢ってしまいました。

30分ほどトイレでうなって、げっそりする羽目に。

結局寝たのは深夜3時過ぎ。

それでも7時には起きて普通に出勤しました。

勤務は大体平常通り

大仰な包帯をしていたものの、仕事は特に支障なく行えました。

ホチキスを外すときに異様に時間がかかってしまったため手伝ってもらうことはありましたけど、それ以外には特に人の手も借りずにいけました。

ときどき傷が痛みました。
でも確実に治っていっている感じがあったので耐えられました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です