偽Perfume

ストイックなPerfume MV

『Moon』のMV、いいっすよねえ。

『Moon』MVの特徴の一つに、余計な匂わせストーリーみたいなのを払拭して完全ダンスに、パフォーマンスにフォーカスしているというところがあるかと思います。

そこで、これまでのPerfume MVでそういうテイストのものをピックアップ。

コンピューターシティ

真っ暗な背景に、白い衣装のPerfumeが踊る。ときどき加工も施されつつも、基本は普通に踊るPerfume。

関さんも、「ダンスを見せる」がコンセプトと明言。

もっとも、『シティ』の世界観が当時のPerfumeのあどけなさ、まだまだ荒削りなところという素の部分をまんま生かしたもの(感情を初めて自覚したアンドロイド)となっているため、これだけストーリー性排除した演出にもかかわらず、いろいろとストーリーを想像させられますw

Baby cruising Love

wikiにはダンスと歌唱を前面に押し出した作りと評されている、BcL。

まっくら背景の『シティ』よりかなり豪華になった背景で、顔どアップカットも複数あるものの、確かに基本はダンスと歌ってる姿がメイン。

かしゆか衣装がえちえち過ぎてもうそれどころじゃなかった時期もありましたが、これはストイックな部類には入れてよいと思います。

Dream Fighter

関さんが『シティ』の現代版と評したMV。真っ暗背景にPerfumeが踊る。

まあ、最強ですよこれは。

中田さんが仕込んだ配分。かしゆか一人に、コーラス直前を歌わせてバックであ〜のちという構成にしていたのを、

関さんは、かしゆかソロでかしゆか単独を激写し、

暗闇のなかで、ひとりもがきあがくかしゆかを連想させます。

そこに追随するあ〜のちも単独で映し。

それぞれが個別に頑張るような姿。からの、「この先まで」で、三人がシンクロする。

ライブでも超絶盛り上がる、最強パートですが、それをMVとしてもパーフェクトに再現。てか、MVが先かw

ほんとこれ最高に好きです。

GLITTER

ストイックなMVといったら、何をさしおいても僕はこれが頭に浮かびます。

そしてライブでは再生の象徴的なシーンで登場したり、大体がハイライトとなるようなすばらしいアクトであったりと存在感はすさまじいものの、あくまで『スパイス』のB面ということもあってかP Cubedからは謎の選考漏れ。

しかし、これは本当に聞けば聞くほど良いし、みればみるほどよい!

かしゆかが単独でムリポーズさせられているということで、先生からの信頼感がにじみ出ているというのも感動的ではありますが。。『シティ』を正統進化させたようなこの構成をとってみたというアイディア。ドリファイアゲイン?

監督は関さん。Perfumeへの愛と信頼あってこその、このMVでしょう。

MV単独でみた場合もやっぱりGLITTERは極地の一つだと思います。

FLASH

数あるPerfume映像作品のなかで、王者に君臨するのが『FLASH』。

YouTube再生回数が、1位。なんか数年前に調べたときも1位でその後も1位。

2019年で5600万回再生、2023年本日現在で7600万回越え。つまりはこの4年だけでも2000万回再生されているという、まだまだ伸びてるマジの化け物MV。(もっと前に公開されたレザビやスペンディングのトータル再生回数が2000万回くらいなので、どんだけバケモンなのかって話w)

監督は田中裕介氏らしいですが、彼の手がけたMVの中では異色なイメージがあります。

なぜなら、田中監督と言えば『Spring of Life』や『Spending all my time』のような、もうそれ自体で映画作品みたいなゴリッゴリの意味深ストーリーMVを作ってきた監督という印象が強いからです。

ところがここでは、それらにあったような「え、なにこれ?」みたいな演出はまったくされてなくて、むしろ純粋に振り付けにフォーカスされています。

圧倒的強者である3人が一堂に会して激突みたいに見えなくもないですがw

あくまで振り付けに沿った演出。

コンセプトは「カンフーダンス」ということでしたが、それはまんま先生の振り付けコンセプトそのもの。

『Spring of Life』MVでの「ロボットが意思を持ち始めて恋したいと思って、反逆する」みたいな、到底3-4分で収まりそうにないコンセプト(おまけにカットされたシーンが山ほどあるとかなんとか…)とか、

『Spending all my time』のMVにあった「殺伐とした雰囲気の部屋や、メンバーの腕に書かれたナンバリング」といった否が応でも想像をかき立てられる凝り過ぎた素材は、

多分『FLASH』のMVにはなさそうです。

『FLASH』が圧倒的な再生回数を誇っているのは、まず何より三人のダンスが普通にすごい。

映像上の加工によって、合ってなくても合わせたり、実際より勢い付けたりとかは可能だろうしそういったことも行われているのかもしれませんが、ライブ行くとまんまこれやってます。

あと、スカートとヒールという制約があってないような状態。ぐらつきとか、衣装巻き込みとか、そういうの頻発しそうなのに。

特にスカートは長いとはいえ、きわどいカットは一切なし。

ライブでは、もっと詰めたスカートでやったりもしますのでおもいっきし足振り上げたりするところはきわどくなるっちゃなるわけですが、このMVはひたすら清楚。

連発されるハイキックに対して、パンチの動作は競技カルタの手を差し出す動作となっていて、これがまた流麗で美しいです。

Perfumeって、いろんなすげえクリエイターが関わって、そんな天才たちおのおのが自分の考える創造世界にPerfumeを利用するみたいなことが結構あるように思いますが、その実、本当にすんごいのはPerfume本人たちだということが分かりまくります。

てなわけで、こういう過去作を見渡した上で、『Moon』を再度みてみるというのも面白いです。

なかなか、Perfumeは侮れぬ。というか、まだまだ面白くなるんじゃないかと思います。

一応、余談ですが、『Spring of Life』も『Spending all my time』も大大大好きです。

どちらも、考察記事死ぬほどなんども書きまくってます。たぶん、『Spring of Life』なんて10本以上書いてると思います。なので、これらの曲・MVは傾向が違うというだけで、ディスる意図は一切無いことだけは強調しておきます。

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